米カリフォルニア州レーモアで23日(現地時間)行われたWBA世界L・ヘビー級戦は王者ベイブ・シュメノフ(カザフスタン)が挑戦者2位ヴァチェスラフ・ウゼルコフ(ウクライナ)を3-0判定で破り、初防衛を果たした。
戴冠戦のカンピーヨ戦が論議を巻き起こす判定だったシュメノフ。初回、31歳の挑戦者が放った左フックでダウン。しかし3回終了直前、右で倒し返し、一気にペースを手中にする。以後、王者は声を発しながらパンチを繰り出し、右を上下にクリーンヒット。消極的なウゼルコフを何度か追い込み、勝利を不動のものとした。公式氏コアは118-112が2者に117-109でシュメノフの勝ち。
ラスベガス在住のシュメノフ(26歳)は10勝7KO1敗。ウゼルコフは初黒星で、22勝15KO1敗。=PHOTO/SUMIO YAMADA=