リオ五輪アジア&オセアニア地区最終予選（3月・中国）に出場する日本代表の選考試合（非公式試合）が25日、東京北区の味の素ナショナルトレーニングセンター（NTC）で行われる。

　24日には「準決勝」に相当する試合が1組だけ行われ、L･ウェルター級の沖島輝（駒沢大学）と鈴木稔（日本大学）が対決。両ホープは3ラウンドにわたってキビキビした攻防を展開した。判定は出さず、試合後一般社団法人日本ボクシング連盟の幹部による選考会議が行われた後、山根明同連盟会長が選考結果を発表。積極的なボクシングを展開した沖島が明日の“決勝”でベテラン、川内将嗣（自衛隊体育学校）と対することになった。

　25日のカードは以下の通り。5組が予定され、ライト級ではロンドン五輪銅メダリストの清水聡が、自衛隊体育学校時代の後輩で全日本選手権6連覇中の成松大介と対戦する。

L･フライ級　坪井智也（日本大学）－柏崎刀翔（自衛隊体育学校）
バンタム級　森坂　嵐（東京農業大学）－中野幹士（東京農業大学）
ライト級　　成松大介（自衛隊体育学校）－清水聡（ミキハウス）
L･ウェルター級　川内将嗣（自衛隊体育学校）－沖島輝（駒沢大学）
ウェルター級　佐藤龍士（自衛隊体育学校）－金城大明（東洋大学）

　なおフライ級は12月開催されたリオ五輪テスト・イベントで金メダル獲得の殊勲を上げた田中亮明（駒大）がすでに代表に選ばれている。