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好川菜々が2度目の世界戦、WBO女子フライ級決定戦

2016年9月2日 17時21分

 元OPBF女子L・フライ級王者の好川菜々(38=堺東ミツキ)が2日、大阪・堺市の所属ジムで会見、10月9日に堺市産業振興センターで、WBO女子世界フライ級王座決定戦に臨むことを発表した。前WBO女子世界L・フライ級王者の李恩恵(イ・ウネ、33=韓国)と空位の王座を争う。

2度目の世界戦の好川は「ラストチャンスだと思って戦う」

 好川の戦績は6勝4KO1敗。昨年4月、WBA女子世界ミニマム級タイトルマッチで、王者のアナベル・オルティス(メキシコ)に0-3判定負け。年末に2ヵ月のメキシコ修行を敢行し、メキシコで1試合、今年4月に1試合、ともにKO勝ちを飾り、再チャレンジを期していた。「38歳と若くはないが、プロに転向して世界を獲るのが最大の目標。ラストチャンスと思っていますし、このチャンスを必ず勝ち取らないと皆さんを裏切ることになる。試合まで1ヵ月、相手の写真をにらみつけて練習していきたい」と話した。

 今年3月、ライセンスをサスペンドされていた夫の野上真司トレーナー(41)の処分が解け、今回はセコンドに入って妻をアシストする。「念願の挑戦、ラストの挑戦で、勝たないと次の人生はないと思っている」と夫唱婦随での世界ベルト獲得へ覚悟のほどを示した。李は8勝3KOでアマ経験があり、野上トレーナーは「体ごとぶつかってきたアナベルよりは戦いやすい」と分析する。

 好川は、吉本芸人で足つぼ健康法などを指導している和泉修(54)さんにコンディショニングアドバイザーをしてもらっており、肉食を減らしてご飯をお茶碗4杯食べるなど炭水化物中心の食事療法にも取り組んでいる。ミニマムからフライ級に増量しての挑戦。「ご飯パワー」で世界をつかむか。

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