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池原シーサーが王者のまま引退、箕輪OPBF王座獲得

2016年12月13日 19時55分

  女子のみのボクシングイベント「Dangan Ladies vol.3」が13日、後楽園ホールで開催され、WBO女子世界ミニ・フライ級王者の池原シーサー久美子(32=フュチュール)の引退式が行われた。アンダーカードでは、アマ全日本女子選手権7連覇のチャオズ箕輪(ワタナベ)がプロ3戦目でOPBF女子フライ級王座を獲得した。

10ゴングを聞く池原、こみあげるものがあった

 アマチュアで7年、プロで5年のボクシング生活にピリオドを打った池原はリング上で「4度目の防衛戦(9月)を終えて結婚を発表させてもらい、第2の人生は母親になろうと思いました」と引退の理由を説明。ファンに感謝の言葉を伝え、10カウントゴングを聞いた。

 池原は2012年プロデビュー。思い切りのいい前に出るファイトが売りで、14年9月にグレッツェン・アバニエル(フィリピン)を下してWBO女子世界ミニ・フライ級王座を獲得した。今年9月に江畑佳代子(ワタナベ)に勝利して4度目の防衛を成功させたのがラストファイトになった。戦績は9勝3KO1敗2分。

チャオズ箕輪(右)がプロで最初のタイトルを獲得

◇OPBF女子フライ級王座決定8回戦
チャオズ箕輪(ワタナベ)[3-0(77-75、79-73×2)]カレアン・リバス(比)
 1位リバスと2位箕輪による決定戦。箕輪は初回からジャブで圧力をかけ、リバスに再三ロープを背負わせた。箕輪はジャブから右につなげ、2回には上下にコンビネーションを見舞って優位に立つが、リバスはロープを背負いながら、右ボディアッパー、左ボディブローで対抗した。4回までのスコアは40-36×2で箕輪、もう一人が38-38だった。

 箕輪は後半に入っても圧力をかけ、リバスに連打を見舞う場面もあるが、リバスも果敢にパンチを返して、決定的な場面を作れない。7回は両者ともに激しく打ち合い、ともにパンチをヒットして最終ラウンドへ。最後まで互いに譲らずゴングとなった。

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