日本王座V4戦の尾川堅一「序盤から倒しにいく」
2017年1月23日 16時15分
2017年1月23日 15時56分
WBC世界バンタム級王者の山中慎介(帝拳)が3月2日、両国国技館で同級9位カルロス・カールソン(メキシコ)と対戦することが決まった。山中が23日、同興行に出場する日本S・フェザー級王者の尾川堅一(帝拳)と記者会見に出席した。
山中にとって12度目の防衛戦は、具志堅用高の持つ世界防衛の日本記録、V13まであと1に迫る重要な一戦。山中は「回数にはこだわりがない。いままでの試合同様に一戦一戦という気持ちで戦いたい」とこれまで通り記録を意識しなかったが、V12戦のテーマを「モレノ戦以上のインパクトを残したい」と表現した。
昨年9月、元WBAスーパー王者アンセルモ・モレノ(パナマ)との一戦は、ダウン応酬の末に、山中が必殺の左を爆発させて7回TKO勝ち。米国ボクシングサイトのボクシングシーンが年間最高試合に選出するなど、国内外で大きな評価を受けた。
大一番に勝利して格別の気分を味わったチャンピオンだが、そんな試合のあとは、多くのボクサーにとって難しい試合になるのがセオリーだ。ましてやカールソン(22勝13KO1敗)が世界初挑戦。1位から15位まで声をかけた中で唯一挑戦に名乗りを上げた選手というのだから「勝って当たり前」のムードにもなりかねない。だからこそ「モレノ戦以上」という発言が飛び出すのだろう。
このあたりの見方は山中は百も承知だ。「大きな試合のあとは難しい試合になるのでは」と質問を受けた王者は「9月の試合は評価されたかもしれないけど、反省が多かったし、もっともっといい試合をしたいと思っている。だから油断はないし、モチベーションは高い。さらに進化した姿を見せたい。前回よりもいいKOで決着したい」と言葉に力を込めた。
セミでは日本王者の尾川が指名挑戦者の杉田聖(奈良)と4度目の防衛戦を行う。ほかにIBF・S・バンタム級王座の挑戦権を獲得しているIBF3位の岩佐亮佑(セレス)が“世界前哨戦”を行うほか、帝拳プロモーションと契約した元2階級制覇ブライアン・ビロリア(米)も出場予定。
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