WBC世界S･バンタム級チャンピオンのレイ・バルガス（メキシコ＝写真）が8月26日（日本時間27日）、米カーソンのスタブハブ・センターで3位ロニー・リオス（米）を迎えて初防衛戦を行う。この日のメインイベントあWBO世界S･ウェルター級王座決定戦、ミゲール・コット（プエルトリコ）vs亀海喜寛（帝拳）。ゴールデンボーイプロモーションズ（GBP）が発表した。

　バルガス（29勝22KO無敗）は2月、引退した長谷川穂積が返上をした王座を英国でギャビン・マクドネル（英）と争って勝利。初防衛戦が決まり「リオスはタフな挑戦者だが、私のようなパワーのある選手を経験したことがないだろう」と自信のコメント。世界初挑戦のリオス（28勝13KO）は「私の人生のすべてをこのチャンスにかける」と意気込んでいる。

　この日はラスベガスでフロイド・メイウェザー（米）が2年ぶりの復帰戦でUFCチャンピオンのコナー・マクレガー（アイルランド）と対戦する。GBPのオスカー・デラホーヤCEOは「人々はリアルなファイト、リアルな世界タイトルマッチを見たがっている」とラスベガスのリングを意識したコメントを発している。

　S･バンタム級はWBA正規王者に久保隼（真正）、IBF王者に小國以載（角海老宝石）が君臨しているクラス。世界挑戦の待機組を多い階級だけに、バルガスの防衛戦も注目だ。