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竹迫司登が強打爆発 10連続KOで日本ミドル級V1

2018年11月3日 21時13分

 日本ミドル級タイトルマッチが2日、後楽園ホール「第578回ダイナミックグローブ」のメインで行われ、チャンピオンの竹迫司登(ワールドS)が元王者で挑戦者3位の佐々木左之介(ワタナベ)に2回2分11秒TKO勝ち。デビューから10連続KO勝利をマークし、初防衛に成功した。

右を効かせて佐々木が後退したところでストップ

 試合はいきなりヒートアップ。佐々木が仕掛け、右フックを何度も打ち下ろすと、ジャブから冷静に組み立てようとしていた竹迫もこれに応じた。ここで決まったのは佐々木のアッパー。竹迫がダメージを負ったように見え、ここぞと佐々木が攻めて出ると、今度は竹迫の左フックが佐々木に直撃。佐々木がフラフラになった。

15連続KOの日本記録も視野に入れる竹迫

 ここをなんとかしのいだ佐々木は2回にも右を打ち下ろして王者に迫った。しかし、これを冷静にしのいだ竹迫のハードパンチがヒット。最後は強烈な右でグラグラになった佐々木を主審が救った。

 竹迫は10勝10KO。今後は来年のチャンピオンカーニバルで2度目の防衛戦を行い、その後はOPBF、WBOアジアパシフィック王座を狙っていくという。闘志を見せた佐々木は12勝6KO7敗。

玉山(左)は来年のタイトル挑戦を狙う

◇ウェルター級8回戦
玉山将也(帝拳)[3-0(79-74×2、79-73)]結城大二郎(大鵬)

 日本ウェルター級15位の玉山は初回、右ストレートで左ボディで前に出てきた結城の動きを止めた。結城はパンチで左目上部をカット。優位に立った玉山は右アッパーを軸に攻め、左フックも決めて結城にダメージを与えていった。

 しかし、玉山はいいパンチを決めてもそこから追撃することができず、結城が最後まで手を出し続け、ガッツを見せることになった。玉山は12勝6KO1敗。初の後楽園ホールだった結城は8勝4KO5敗1分。

◇フライ級6回戦
薮﨑賢人(セレス)[TKO3回2分51秒]赤羽根烈(ワタナベ)

◇S・バンタム級6回戦
舟山大樹(帝拳)[2-1(59-55×2、57-58)]山田健太(草加有沢)

鈴木(左)はハードルの高いデビュー戦をクリアした

東農大出身の鈴木雅弘がB級デビュー

◇S・ライト級6回戦
鈴木雅弘(ワールドS)[TKO6回1分55秒]アントニオ・シエスムンド(比)

 駿台学園高、東農大出身でアマ64勝(21KO・RSC)26敗の戦績を残した鈴木がB級プロデビュー戦でいきなり6勝6KO1敗の戦績を持つシエスムンドと拳を交えた。

 シエスムンドは左右のフックとアッパー、ボディ打ちで鈴木に迫り、鈴木はこれをブロックしながらワンツー、返しの左のコンビネーションで試合を作った。

 鈴木は単発ながら左フック、右ストレートを決めて優勢に試合を進めたが、打たれ強いシエスムンドはワイルドなパンチで対抗。右を決めて鈴木を腫れさせた。しかし鈴木は最終回、左ボディを効かせ、最後はストップ勝ちした。

◇バンタム級6回戦
南出仁(セレス)[KO1回1分32秒]コンラド・タナモール(比)

伊豆ジムがプロ初勝利

 前座の4回戦では、冨田風弥(伊豆)が森朝登(ワールドS)に序盤苦しめられながら、後半に盛り返して4回1分16秒TKO勝ち。伊豆ジムに初勝利をもたらした。

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