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ロマチェンコがライト級2冠、2度倒してペドラサ撃退

2018年12月10日 0時12分

 ニューヨークのMSGルル・シアターで8日(日本時間9日)ゴングが鳴った世界ライト級統一タイトルマッチは、WBAスーパー王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)がWBO王者ホセ・ペドラサ(プエルトリコ)に12回3-0判定勝ち。同級で2本目のベルトを獲得した。

ロマチェンコは11回にラッシュ、ダウンを奪った

 初回、タイミングのいい左フックを決めたロマチェンコに身長、リーチで勝るペドラサは2回、右を返して挽回。その後左右スイッチを繰り返し拮抗した攻防に持ち込む。

 だがプレスを強めたロマチェンコが徐々に“ハイテク”ぶりを発揮。左右連打に交えて目を見張るような芸術的な左強打をコネクトしてリードを広げる。

 それでも会場のプエルトリコ人ファンの声援を受けて抵抗するペドラサだったが、11回ロマチェンコは怒涛のラッシュを敢行。左アッパーなどを食らったペドラサはついにダウン。追撃で2度目のダウンを喫したWBO王者は終了ゴングに救われる。

強さを見せたロマチェンコ、次の対戦相手が注目だ

 最終回、ロマチェンコのチャージを脚を使って凌いだペドラサだが、公式スコアは119-107、117-109×2と大差でウクライナ人が支持された。9試合ぶりの判定勝利となったロマチェンコは12勝9KO1敗。善戦のペドラサは25勝12KO2敗。Photos/SUMIO YAMADA

■ライト級世界王者

WBAスーパー ワシル・ロマチェンコ(V1)

WBC マイキー・ガルシア

IBF マイキー・ガルシア

WBO ワシル・ロマチェンコ

 なお、2冠王者マイキー・ガルシア(米)は来年3月16日、IBFウェルター級王者エロール・スペンスJr(米)に挑戦することが決まっている。

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