ニューヨーク、ブルックリンのバークレイズ・センターで明日22日（日本時間23日）挙行されるPBC（プレミア・ボクシング・チャンピオンズ）の計量が21日行われ、出場選手は無事に合格した。

　メインに登場するWBCミドル級暫定王者ジャモール・チャーロ（米＝27勝21KO無敗）は159.6ポンド（72.39キロ）、挑戦者マット・コロボフ（ロシア）は158.25ポンド（72.23キロ）をマーク。リミット160ポンドをパスした。

　当初チャーロの相手は2度世界挑戦歴があるウィリー・モンローJr（米）が務めるはずだったが、薬物検査で違反ステロイドが見つかりアウト。前座カードに出場予定だったコボロフ（28勝14KO1敗）が急きょ抜擢された。暫定王者ながらミドル級トップグループの一人を形成するチャーロ兄のパフォーマンスに注目が集まる。WBC同級正規王者はサウル“カネロ”アルバレス（メキシコ）。

　一方、双生児の弟WBC･S･ウェルター級王者ジャーメル・チャーロ（米＝31勝15KO無敗）はトニー・ハリソン（米）を迎える。チャーロは対戦を希望するIBF&WBA“スーパー”統一王者ジャレット・ハード（米）が9回でストップしたハリソン（27勝21KO2敗）を相手にどんな結果を出すか。賭け率は12-1と大きくチャーロ有利となっている。

　試合は地上波のFOXが全米に中継。トリプルヘッダーのもう一つは、世界再挑戦を目指すヘビー級ドミニク・ブラジール（米）がカルロス・ネグロン（プエルトリコ）と10回戦を行う。Photos by Stephanie Trapp