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垂水稔朗が挑戦者決定戦に前進 国本陸は日本4位KO

2019年4月6日 0時15分

「ゴールデン・チャイルド・ボクシングvol.125」が5日、後楽園ホールで開催され、メインのウェルター級対決は日本2位の垂水稔朗(協栄)が日本15位の藤中周作(金子)に3-0判定勝ち。秋に予定される日本タイトル挑戦者決定戦に前進した。

垂水(左)は藤中との打撃戦を制した

◇ウェルター級8回戦
垂水稔朗(協栄)[3-0(77-76×2、77-75)]藤中周作(金子)
 垂水は鋭いジャブとワンツーを序盤に決めて優位に立ったが、徐々にワイルドな藤中のファイトに巻き込まれた。終盤は激しい打撃戦を展開し、自らの理想とするファイトではなかったものの、接近戦で打ち負けずにゴールテープを切った。

 これで垂水は日本タイトル挑戦者決定戦に前進したが、「今日の内容では矢田選手(日本王者)、永野選手(矢田に挑戦)、クドゥラ選手(3位)、だれとやっても勝てない」と厳しい自己採点。それでも「挑戦するなら一発で獲りたい」とやる気を見せた。。8連勝の垂水は12勝6KO3敗3分。4連敗中の藤中は16勝11KO10敗2分。

国本(右)は初回から福本にダメージを与えた

◇ミドル級8回戦
国本陸(六島)[KO6回3分9秒]福本祥馬(角海老宝石)
 日本ミドル級4位の福本と、大阪・興国高出身で大学を中退して昨年B級デビューした国本との一戦。国本は初回、ガードを高く掲げて福本の右を封じ、攻めては右フックでグラつかせていきなりチャンスを作った。ここをしのいだ福本は右アッパー、左ボディで追い上げるが、国本の防御を崩すことができない。

 逆にパワーで上回る国本の圧力は衰えず、力強いジャブ、左ボディをヒットし、5回には左フックで福本に深刻なダメージを与える。6回終了間際、国本が左フックを決めた直後にゴングが鳴り、福本はコーナーに戻るかに見えたが、そのままダウン。セコンドが棄権を申し入れた。国本は4勝2KO。福本12勝10KO4敗。

ヘビー級期待の上田(右)は藤中との再戦に完勝した

◇ヘビー級8回戦
上田龍(石神井S)[TKO6回2分6秒]大和藤中(金子)
 日本ヘビー級2位のサウスポー上田はポジションを動かしながら右フックを上下に打ち分け、左ストレートを打ち込み、藤中にダメージを与え続けた。藤中は前に出て左右のフックを振るうが、上田にかわされるばかり。ワンサイドの展開となり、6回に主審が試合を止めた。

 上田は8勝5KO1敗1分。「通過点として日本のベルトを獲りたい。日本の重量級を盛り上げたい」とマイクアピールした。15年11月、上田に判定負けしていた藤中はリベンジならず。7勝3KO6敗。

◇S・ライト級6回戦
小林和輝(角海老宝石)[3-0(58-56、59-56、59-55)]笠井暢也(金子)

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