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加納陸が新鋭の見村に競り勝つ 松岡兄弟も勝利

2019年11月17日 23時15分

 大成ジム主催の「三田から世界へ15」は17日、兵庫県三田市のザ・セレクトンプレミア神戸三田ホテルで開かれ、WBCユース世界L・フライ級王者で日本同級5位の加納陸(22=大成)が18年新人王同級西軍代表、見村徹弥(23=千里馬神戸)を2-0の判定で下した。アンダーカードで松岡輝(24=大成)、松岡新(24=大成)の双子の元日本ユース王者がともに接戦を勝利した。

加納(右)は終盤の打撃戦を制した

 新鋭の挑戦を受けた加納。滑り出しは見村の思い切った踏み込みからのパンチを受けて守勢に回らされ、鼻血を流す苦しい展開。しかし、4回からは接近戦に持ち込み、ボディパンチの打ち合いから、離れ際に右フックをヒットして優勢に立った。

 6回からはボディが効いた見村にロープを背負わせて連打を浴びせた。見村はチャンスをつかみながらもフックが空を切るシーンが多く、終盤にスタミナが切れた。

 18歳で世界挑戦経験がある加納は前日が22歳のバースデー。「血まみれの誕生日で最悪です」と冗談めかして勝利に笑顔をみせた。「見村選手には絶対に負けられない気持ちで戦った。内容的には思った通りの試合ができなかったので20点か15点」と試合を振り返り、「来年はもっと力をつけて日本タイトルを目標にがんばります」とファンに誓った。

 丸元大成会長は「接近戦で打ち合い、新しい(加納)陸をちょっとみせた試合だった。終盤に頑張れたのは、山道を走って下半身を鍛えた成果。まだ22才ですからこれからもっと強くしていきます」と愛弟子を鍛えぬく決意を語った。加納は11勝5KO3敗、見村は8勝1KO1敗。

松岡新(右)は苦しみながらも勝利

◇49.3キロ8回戦
加納陸(大成)[2-0(76-76、78-74、77-76)]見村徹弥(千里馬神戸)

◇フライ級8回戦
松岡新(大成)[2-1(77-75,75-77、77-76)]浅海勝太(ハラダ)

◇58キロ8回戦
松岡輝(大成)[2-0(76-76、77-76、77-75)]小坂烈(真正)

松岡輝も接戦をものにした
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