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「プロのリングに忘れ物がある」

元世界王者の高山勝成 アマ挑戦からプロ復帰発表 
「プロのリングに忘れ物がある」

2020年3月10日 10時08分

 ミニマム級で世界4団体のタイトルを獲得し、アマチュアに転向して東京五輪を目指した高山勝成(36)がプロに復帰することになった。高山が10日、代理人を通じて発表した。今後は元WBA世界S・ウェルター級王者の石田順裕氏が会長を務める寝屋川石田ジムの所属となる。

昨年10月WBCミニマム級戦を観戦した高山(左)

 高山は2017年にWBOミニマム級王座を返上してアマ転向を表明。フライ級で東京五輪出場を目指したが、当初はアマチュアを統括する日本ボクシング連盟に選手登録を認められなかった。

 同連盟の体制刷新により、2019年にアマ大会への出場が認められたものの、昨年8月、オリンピック出場につながる全日本選手権東海ブロック選考会で敗退。試合後に引退を表明していた。

 高山は2000年10月にプロデビュー。05年4月にWBCミニマム級王座を獲得し、その後、ほかの3団体でも王座に就いた。16年8月、加納陸(大成)と空位のWBO王座を争ったのがプロで最後の試合。戦績は41戦32勝12KO8敗1無効試合。

高山の話「私ごとですが、石田会長の元でプロ復帰を致します。ざっくりの復帰理由はプロのリングに忘れ物があり、それを奪還する為です。いつもみんさんからパワーをいただいてます。あと、1〜2年太くやりきります」

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