WBC米大陸S･ウェルター級王者セルヒイ・ボハチュク（ウクライナ）が明日25日（日本時間26日）メキシコ・ユカタン半島のメリダで防衛戦を行う。24日行われた計量でボハチュクは153.7ポンド（69.72キロ）、挑戦者のアレハンドロ・ダビラ（メキシコ）は152.6ポンド（69.22キロ）を計測。リミット154ポンドを合格した。

　プロ入り後ロサンゼルスを拠点にリングに上がるボハチュクはこれまで17勝17KO無敗。明日がプロで2度目の米国外のファイトとなる。

　ゲンナジー・ゴロフキン陣営のトム・ローファー氏にプロモートされるボハチュクは昨年12月以来のリング。トレーナーをアベル・サンチェス氏から前ヘビー級統一王者アンディ・ルイスを指導したマニー・ロブレス氏にスイッチ。25歳のウクライナ人はIBF8位、WBC13位にランクされる。

　相手のダビラはこれまで21勝8KO1敗2分。黒星は今月12日、エギディウス・カバリアウスカスと対戦したランカー、ミカエル・ゼウスキー（カナダ）に昨年TKO負けしたもの。しかし今年に入り元王者カルロス・モリナが主催する自主興行に出場し2連勝と好調。私生活ではメキシコの有名女優と養子縁組をしているユニークな存在だ。

　イベントはメリダのテレビスタジオで無観客試合。プロモーターは地元のMaxボクシングとローファー氏の360プロモーションズ。ESPNが地域限定で放送する予定。メインのほか6試合が組まれている。