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22歳の新鋭に3-0判定勝ち

ミニマム級の田中教仁 世界戦敗北から再起 
22歳の新鋭に3-0判定勝ち

2020年11月25日 21時40分

 ミニマム級でWBC11位、WBA15位にランクされる前日本同級王者の田中教仁(三迫)が25日、後楽園ホール「GENKOTSU.8」のメインイベントに登場。同級8回戦で高田勇仁(ライオンズ)に3-0判定勝ち。田中は3月、WBA世界王者ノックアウト・CPフレッシュマート(タイ)との世界戦に敗れて以来の試合に勝利した。

田中(右)は再起成功も「情けない試合だった」

 スピードのある高田が小刻みにステップしながらジャブ、ワンツーと手数を出していった。田中は高田の攻撃をカバーとバックステップでかわしながらじっくりとした立ち上がり。序盤は高田が手数で上回ったものの静かな展開となった。

 田中は徐々に圧力を強め、5回に右を決めて高田を下がらせる。その後も高田に右、左フックで迫るが、高田も7回に右を決めて反撃。田中と互角に打ち合って勝利への執念を見せる。最終回も両者が意地を見せたゴングとなった。スコアは77-75、78-74、79-73。

 要所で有効打を決め、キャリアの差を見せた35歳の田中は20勝10KO8敗。最後まで下がらず奮闘した22歳の高田は8勝3KO6敗2分。

高田は一発で試合を終わらせた

◇ライト級8回戦
高田朋城(ワールドS)[TKO1回3分3秒]熊添ユウキ(石川・立川)
 日本ライト級16位の高田と同17位の熊添の対決。ともにガードを締め、ジャブを差し合い、右、左ボディを狙うというオーソドックスな立ち上がり。ラウンド終盤、ロープを背負った熊添が左ボディで攻めたところに、高田の右アッパーが炸裂。大の字になった熊添は担架で退場となった。連続初回KO勝ちの高田は8勝5KO5敗2分。熊添は14勝5KO7敗。

◇56.0キロ6回戦
秋間瑞輝(宮田)[3-0(59-54×3)]惠謙真(T&T)
 ゆったりしたリズムから鋭いジャブと右を放つ秋間が初回終了間際、右ストレートで惠からダウンを奪った。惠は3回に右を決めて反撃。しかし、秋間はコンスタントに右、左フック、ボディを打ち込み、惠はタフネスを証明したもののポイントを詰めることはできなかった。秋間は5勝3KO3敗1分。惠は4勝1KO5敗。

齋藤(右)は苦しみながらも何とか試合をまとめて判定勝ち

◇62.5キロ8回戦
齋藤眞之助(石川・立川)[2-1(77-75、77-74、75-76)]松本北斗(三迫)
 長身の齋藤が距離を取り、松本がプレスをかけた。初回、齋藤がロープ際に追い込んだ松本の右フックが決まり齋藤がダウン。ラウンド終盤、今度は齋藤の右打ち下ろしで松本がヒザをつく忙しい立ち上がりとなった。

 2回以降は互いに有効打を決められなかったものの、松本が前に出て先手を取るボクシングでジャッジにアピールした。やや受けに回っていた齋藤は6回、得意の右ストレートを再び決めて松本をキャンバスへ。松本は7、8回と攻めて出たが、齋藤がアウトボクシングで逃げ切った。日本ライト級17位の齋藤は8勝2KO3敗。松本は6勝1KO4敗。

◇フライ級6回線
坂田健太(神奈川渥美)[2-0(58-56、59-55、57-57)]白鳥光芳(T&T)
 サウスポー対決は坂田がコツコツとパンチを打ち続け、白鳥が左の強打を狙った。白鳥のパンチがヒットするシーンもあったが、坂田は最後まで手数が衰えることなく、終盤の打ち合いでも負けることなくジャッジの支持を得た。坂田は7勝7敗2分。白鳥は5勝3KO6敗2分。

◇バンタム級4回戦
寺崎和輝(リングサイド)[2-1(39-37、39-38、37-39)]入口皓一(E&Jカシアス)

◇60.0キロ4回戦
柴田隼也(T&T)[TKO1回1分29秒]畠中大雅(寝屋川石田)

◇71.0キロ4回戦
鈴木健介(リングサイド)[3-0(40-35×3)]為田真生(ワールド日立)

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