May
17
Friday

ボクシングニュース | ボクシングビート編集部制作

share

26°C Clouds
Tokyo

Boxing News(ボクシングニュース)

Home > Match Information > スター候補オルティス 前世界王者フッカーを粉砕 17連続KO勝ち

スター候補オルティス 前世界王者フッカーを粉砕 17連続KO勝ち

2021年3月21日 13時13分

 デビューから16連続KO勝ちのスター候補、バージル・オルティスJr(米)が20日(日本時間21日)、米テキサス州フォートワースのディッキーズ・アリーナで前WBO・S・ライト級王者モーリス・フッカー(米)と対戦し7回36秒TKO勝ち。空位のWBOウェルター級インターナショナル王座を獲得した。

 WBAウェルター級ゴールド王座を保持し、WBO2位、WBC6位にランクされる22歳のオルティスが1階級下の前世界王者、31歳の強豪フッカーと対戦。リーチの長いフッカーがジャブを突き、オルティスがガードを固めてプレスをかける予想通りの立ち上がりとなった。

 オルティスが右のパワーパンチで優位に立ちかけるが、フッカーはよく手を出し、コンビネーションを打ち込んで決して後手に回ることはない。強打のオルティスをかわすのではなく、前で止めようという狙い。オルティスの左目周辺が少し腫れてきた。

 フッカーがよくパンチを打ち込む一方で、パワーで上回るオルティスはジャブ、ボディ攻撃でフッカーを崩しにかかる。5回、オルティスはボディブローでフッカーにダメージを与えて攻勢に出る。6回、フッカーはよく手を出して盛り返しかけたが、ラウンド終盤、オルティスが左ボディーアッパーを決めてフッカーを後退させ、一気に畳かけてダウンを奪った。

 7回、フッカーは何とか立て直そうとアグレッシブに攻める。しかし、ワンツーを交錯した瞬間、フッカーが自らヒザをついてダウン。どうやら右拳ないし右腕を痛めてしまったようで、これでTKOとなった。

 オルティスはデビューから17連続KOをマーク。今後はリングサイドで試合を見守ったWBO王者テレンス・クロフォード(米)、WBC・IBF王者エロール・スペンスJr(米)らトップとの対戦を目指す。2階級制覇を狙うフッカーは19年7月、WBC・S・ライト級王者、ホセ・ラミレス(米)との王座統一戦に敗れて以来の黒星。戦績は27勝18KO2敗3分。

 セミで行われたWBA女子ミニマム級タイトルマッチは、挑戦者セネイサ・エストラーダ(米)が王者アナベル・オルティス(メキシコ)に3-0判定勝ちで新王者に。28歳のエストラーダは20勝8KO無敗。34歳のオルティスは2013年に多田悦子(真正)から奪った王座の13度目の防衛に失敗。戦績は31勝4KO4敗。

■ウェルター級世界王者
WBAスーパー ヨルデニス・ウガス(キューバ)
WBA ジャマル・ジェームス(米)
WBA休養 マニー・パッキャオ(フィリピン)
WBC エロール・スペンスJr(米)
IBF エロール・スペンスJr(米)
WBO テレンス・クロフォード(米)

Related article
関連記事