比嘉大吾あす沖縄でWBOアジア王座 凱旋防衛戦
プロ4戦目の新鋭、西田凌佑はアップセット狙う
2021年4月23日 15時43分
2021年4月23日 11時34分
あす24日、エディオンアリーナ大阪第1競技場で開催されるWBC世界L・フライ級タイトルマッチの計量が23日、大阪市内で行われ、チャンピオンの寺地拳四朗(BMB)が48.6キロ、挑戦者1位の久田哲也(ハラダ)がリミットの48.9キロで合格した。
拳四朗は8度目の防衛戦にして世界戦で初のメインイベンターを務める。計量後にオンラインで会見したチャンピオンは「メインとかは特に意識していない。いつも通りやるだけ」とトレードマークの拳四朗スマイルを浮かべて余裕を感じさせた。
1年4ヶ月ぶりの試合であり、自らの不祥事もあって意識が変わったのか。今までのように計量後に豪華牛肉弁当を食べることはやめ、「おかゆから始めます」とリカバリー方法を大きく変えた。試合に向けては「圧勝ですね。一方的な試合をします」と断言。2連続KO防衛中のチャンピオンが久しぶりにその実力とプライドをリングで披露する決意だ。
久田もこれまで以上にコンディションに気を遣って試合に備えてきた。19年10月の京口紘人(ワタナベ=WBA同級スーパー王者)戦では、「計量当日もまだ水抜きが残っていた」そうだが、今回は京口戦の反省を生かして早めに減量に取り組み、前日にはリミットまで落ちていたという。
デビューから17戦無敗(10KO)の拳四朗に対し、久田は46戦して10の黒星を喫してきた(34勝20KO2分)。36歳で2度目の世界挑戦を迎える苦労人は「僕は何度も泥水を吸ってきたから苦しい状況でもあきらめずに戦うことができる。それが僕の強さじゃないかと思う。勝利を信じて戦うだけ」と言葉に力をこめた。
プロモーターの真正ジム、山下正人会長によると、あすは予定通り観客を入れてイベントを行う。客入れの上限は2200人に設定しており、2000枚は販売済み。残りは当日券として販売する。
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