WBAはS･バンタム級スーパー王者でIBF王者でもあるムロジョン・アフマダリエフ（ウズベキスタン）に対し、WBAゴールド王者に認定されるロニー・リオス（米）の指名試合の入札を通達した。両陣営には30日間の交渉期間が設けられていたが、試合はまだ成立しない。入札日は5月24日。両陣営のほか他のプロモーターの参入も予測される。入札はオンラインで行われる見込み。

　アフマダリエフは4月3日、母国ウズベキスタンでIBF暫定王者だった岩佐亮佑（セレス）に5回TKO勝ちで初防衛に成功。2試合連続で指名試合に応じることになる。エディ・ハーン氏のマッチルーム・ボクシングにプロモートされる。リオスのプロモーターはゴールデンボーイ・プロモーションズで、アフマダリエフ同様ストリーミング配信DAZNで試合が中継される。

　入札に参加できる最低金額は15万ドル（約1650万円）。報酬の配分は王者が75パーセント、挑戦者が25パーセント。S･バンタム級はWBC王者ルイス・ネリ（メキシコ）とWBAレギュラー王者ブランドン・フィゲロア（米）があさって15日（日本時間16日）米カリフォルニア州カーソンで対戦。勝者が9月11日、WBO王者スティーブン・フルトン（米）と統一戦を予定している。