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古橋岳也が日本S・バンタム級V1戦 8.2ランク入り即タイトル戦の花森成吾と

2021年5月17日 17時02分

 日本S・バンタム級チャンピオンの古橋岳也(川崎新田=写真右)が17日、オンラインで記者会見を開き、8月2日の後楽園ホール「ホープフルファイトvol.35」で同級5位の花森成吾(JB SPORTS=同左)と初防衛戦を行うと発表した。

 1月に格上と見られた元日本王者の久我勇作(ワタナベ)に9回TKO勝ち。劇的な勝利で3度目の日本タイトル挑戦を成就させた古橋が初防衛戦を迎えた。「自分は『はじめの一歩』を読んでボクシングを始めた。作者である森川ジョージ先生がオーナーを務めるJB SPORTSの選手とタイトルマッチで対戦できるのはとても光栄。ただ、その恩を仇で返そうと思う」と切り出した。

 格上を下してのし上がってきた古橋だが、今回は「ランキングを見渡して花森が一番弱い。みんなチャンピオンが勝つと思っている」(山田武士JBトレーナー)ということでタイトルマッチでは初めて予想で優位に立つ。若い花森に「激闘が続いて疲れていると思う」と挑発された古橋は「花森選手の言うように激闘の疲れもちょっとあると思うので、今回は激闘になる前にサクッと終わらせます」と圧勝を予告した。

 タイトル初挑戦の花森(7勝5KO3敗)は1月の試合で日本ランカーを下し、日本ランキング入りして最初の試合がタイトルマッチに。花森自身、日本ランキング入り即タイトルマッチを去年の段階で妄想していたそうで「自分は“持っている”と思った」とチャンス到来を喜んだ。

 古橋が粘りに粘って久我を倒した試合を見て、「自分もちょっと感動した」と素直に語った花森だが、「(チャンピオンの中で)勝てるなら古橋選手しかいないと思っている」、「(古橋を高校生のときから見ていた)孫トレーナーがいなくなってメンタルがバラバラになっていると思う」と攻撃トークもさりげなく繰り出した。

「残念ながら相手のいいところは見られない」と話すチャンピオンに対し、チャレンジャーも「後先のことは考えずに最初から全力で飛ばし、一方的に攻めて終わらせます」と元気いっぱい。ようやくベルトを腰に巻いた33歳の苦労人王者と、勢いに乗る怖いもの知らずの23歳のマッチアップ。どんな戦いになるか見ものである。

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