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箕輪が東洋女子フライ級王座奪回 元日本王者の源大輝は3年ぶり勝利

2021年12月3日 8時25分

 三代-西谷戦と同じリングで行われたOPBF東洋太平洋女子フライ級王座決定戦では、元王者のチャオズ箕輪(ワタナベ)が元日本王者の池本夢実(琉球)を2回1分16秒TKOに破り、16年に1度手にしたベルトを5年ぶりに奪回した。

箕輪は2回にダウンを奪った

 サウスポーの池本に対し、アマも含めて豊富なキャリアを誇る箕輪は力と技で圧倒した。初回から相手の攻撃をかわしながらブレスをかけ、2回に左フックをカウンターして早々とダウンを奪った。

 池本も立ち上がった後、強気に打ち合いに出たが、逆に箕輪の右を強打されレフェリーストップ。箕輪の巧さが際立った一戦となった。池本は3年近くのブランクにピリオドを打っていきなりの箕輪との対戦は荷が重すぎたようだ。 箕輪はWBC女子フライ級王座戦を含めてメキシコでの2連敗から脱出。これで7勝5KO3敗、池本は7勝2敗。

源はダウンを奪って判定勝ち

 セミのS・フェザー級8回戦では、元日本フェザー級王者の源大輝(ワタナベ)が登場。サウスポーの草野慎悟(三迫)に手を焼かされ、フルラウンド戦わされた末に辛くも2-1判定勝ちだった。

 16勝13KOのパワフルな左右のパンチを振り回し力ずくで倒しにかかったが、草野もワンツー、左ストレートを果敢に返して抵抗。6回に右ストレートを決めてダウンを奪った後も草野を仕留め切れずに終わった。

 スコアは割れ、2人が77-74で源の勝ちとしたものの、残る1人は76-75で草野の優勢としていた。源はこれが3年4ヵ月ぶりの白星。連敗脱出で17勝13KO7敗1分。草野は13勝5KO10敗1分。

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