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復帰戦勝利の田中恒成 「楽しんだ」苦戦の理由を語る 4階級制覇へ再トライ

2021年12月12日 9時40分

 再起戦を2-1判定の際どい勝利で飾った田中恒成。試合後の会見では右眼の腫れが痛々しかったが、「初めて緊張もせずに、楽しくボクシングをすることができた」と、前向きのコメントが目立った。

 井岡一翔戦後はスタッフを一新し、チーフの村田大輔トレーナーとコンビを組んでの初戦だった。臨んだ通り試合を楽しんだが、それでも予想外の苦戦となったのはなぜか。

 立ち上がり石田得意のジャブは予想した通りだったというが、「もうちょっと上手にやれるかなと思った」と田中は言う。「後半倒せると思ったんですけど、6、7、8ラウンドと追い詰めるのが止まってしまったところでポイントを失ってしまった。危なかった」と田中は反省した。 「1ラウンドから10ラウンドまで余裕を持って戦っていた。余裕を持ちすぎて1点差だった」と畑中清詞会長も苦笑い。

判定を聞く前の心境を問われると「勝っていると思った」と田中は言い、畑中会長も「僕は2ポイント勝ちだなと思った」と強気だった。敗者の石田は会場を後にする前に「やれることはやった。負けたとは思っていない」とのコメントを残しているが、これも当然か。

 4階級制覇のセカンド・トライとなる次の世界再挑戦について田中は「石田選手に勝ったんで、これはもう世界行くしかないですね」とリング上の勝利者インタビューで答えたが、その後の会見では「今日の内容じゃまだまだ」と自分自身にブレーキをかけていた。畑中会長によると、今後についてはまだ決まっていない。「来年もコロナと相談ですね」と、興行的なむずかしさもあるようだ。

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