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2022年1月12日 水曜日

待ち続ける王者、村田諒太が胸中を語る  延期のゴロフキン戦は4月開催で調整

 WBAミドル級スーパー王者の村田諒太(帝拳)が12日、都内のジムで練習を公開した。12月29日に予定されていたIBF王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)との統一戦延期が発表されたのは昨年12月3日だった。以来、村田が初めて公の場で現在の心境と調整具合を語った。

この日、36歳の誕生日を迎えた村田

 12日は村田の36歳の誕生日。年齢について問われた村田は、金メダルを獲った2012年のロンドン五輪当時を振り返り、「これからどうするのかと聞かれて、(2020年の東京大会が決まっていて)いやいや、2020年は34歳です。無理ですよ、そんなの、だから引退しますと言ったのに、まだやっているということに自分自身驚いている。人生なんて分からんもんだというのが率直なところ」と率直にコメント。

 ゴロフキン戦の先についても、「ここまでやると思っていなかったのに、『ゴロフキン戦で引退します』とか言ってもこの先どうなるかなんて分からない。そこに立てみたときに見える景色がある」と達観した様子だった。

 念願のゴロフキン戦が延期となった時の心境を問われると、「反骨心でがんばる時期が1週間から10日。そのあと試合がないという現実をまのあたりにして、心が落ちたのが1週間くらい。それからまたがんばろうと平常に戻っていった」と気持ちの変化を説明した。

 11月からスパーリングパートナーのアドリアン・ルナとホセ・デ・ヘスス・マシアスの2人のメキシカンが日本に滞在し、村田のパートナーを務めてきた。試合の延期で現在は長いラウンドのスパーリングをセーブしているが、引き続き実戦練習を中心に試合に向けての準備を進めているという。

 現在の心境を問われた村田は「決まってほしいという気持ちはあるし、本当にできるのかという疑心暗鬼の状態がないかといえばウソになる。完全に『よし!試合に向けて』なんて気持ちははっきり言って作れない。かといってスパーリングはちゃんとやるし、練習はちゃんとやるし、走るし、フィジカルもやる。それをただただこなしていく。そういう毎日です」とていねいに説明。さらに「モチベーションが大事なわけではない。モチベーションは練習をするきっかけじゃないですか。練習をするってことが目的」と村田らしく解説した。

力強いスパーリングも公開した村田(右)

 本田明彦会長によれば、外国人の入国規制が2月で終わることを見越し、4月開催を目指して調整を進めている(場所は未定)。日本の事情をゴロフキン陣営も納得済みで、日本側にやる意思があるか限りは待つ方針だという。ただ、4月がさらに延期になるようだと「村田の気持ちがもたないのでは」と心配していた。

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