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ロマゴンが今週末フライ級王者マルティネス戦 波乱続くS・フライ級で存在感示せるか

2022年3月4日 15時05分

 前WBA・S・フライ級王者ローマン・ゴンサレス(帝拳=ニカラグア)が5日(日本時間6日)、米サンディエゴのペチャンガ・アリーナでWBCフライ級王者フリオ・セサール・マルティネス(メキシコ)と対戦する。現地時間3日に記者会見が開かれた。

最終か意見に臨んだロマゴン(左)とマルティネス

 ロマゴンは当初、昨年3月の統一戦で激闘を演じたフアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)と第3戦を行うはずだったが、エストラーダの新型コロナウイルス感染によりマルティネスに相手が変更となった。

 1階級下のマルティネスはロマゴンから見て格が落ちるかと思いきや、各オッズメーカーが出しているオッズは、ロマゴンの勝利が1.7~1.8倍、マルティネスの勝利が2~2.1倍となかなか拮抗している。

実績は34歳の元4階級制覇王者ロマゴン(50勝41KO3敗)が圧倒的に上回る。その一方で、WBCフライ級王座を4度防衛したマルティネス(18勝14KO1敗2無効試合)の若さと勢いが高く評価されていると言えるだろう。

 そもそもS・フライ級は波乱が続いている。エストラーダの欠場に続いて、WBC・S・フライ級王座決定戦に出場予定だった元王者シーサケット・ソールンビサイ(タイ)もけがで戦線離脱。その結果、元王者カルロス・クアドラス(帝拳=メキシコ)は2月、代役のジェシー・ロドリゲス(帝拳=米)と王座決定戦を行い、新鋭ロドリゲスが新王者となった。この試合はロドリゲス有利と予想されており、波乱とは言えないかもしれない。

 さらにWBO王者井岡一翔(志成)との統一戦が期待されていたIBF王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)が先日、V10戦でフェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)にまさかの敗退。6年君臨した王座から陥落した。

 S・フライ級の勢力地図に変化が生じている中で、その中心人物の1人、ロマゴンはしっかり存在感を示すことができるか。勝ってエストラーダと仕切り直しの第3戦に進むというのが既定路線になっている。Photo by Ed Mulholland / Matchroom

■S・フライ級世界王者
WBAスーパー フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)
WBA ジョシュア・フランコ(米)
WBCフランチャイズ フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)
WBC ジェシー・ロドリゲス(米)
IBF フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)
WBO 井岡一翔(志成)

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