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セレス新協会長に飯田覚士さんが聞く キッズ普及、アマとの連携、4・6回戦の充実!

2022年4月18日 14時41分

 この4月から東日本ボクシング協会ならびに日本プロボクシング協会の新協会長に就任したのがセレスジムの小林昭司会長。セレス小林のリングネームで活躍した現役時代は世界(WBAスーパーフライ級)を極めた人であるのはご存じの通りだ。折も折、重責を担うこととなったが、ボクシングの将来のためにもいかんなく手腕を発揮してもらいたい。テレビ解説でも付き合いの長い飯田さんが激励! =ボクシング・ビート5月号より=

小林会長(左)と飯田さん。テレビ解説でつきあいも長い

飯田 今回はもちろん、協会長になられたということで……。
小林 やることになっちゃいまして……。

飯田 ハハハ、さっそくだけど「4つのマニフェスト」です。
小林 はい。中でもキッズは大事でして、やはりこれをやらないとほかの競技に勝てなくなる怖さはあります。それが一番。十数年前に(キッズ・ジュニア委員会を)立ち上げて、僕最初からやってるんですよ。井上尚弥くんが第1回のU15で優勝しましたが、あの時は大橋秀行会長が「(U15委員長に)誰かいない?」と探していたんですね。

飯田 はい。
小林 当時、僕はアマチュアとの絡みがあるなと思ったんですよ。ただ僕はアマチュアをやっていないので、不用意なことをして万が一、昔の中岸風太くんの時のような事態になるのは怖かった。だからアマチュアに精通している人を考えて、ワールドスポーツジムの齊田(竜也)会長が浮かんだんですね。声をかけたら「一緒にやりましょう」と、理事にもなってくれました。

飯田 そうだったんだ。
小林 当時のコミッションの方も一緒に、AIBAのルールや世界の子どもの大会の事情を調べて、日本人に合うようにアレンジしました。1年ぐらいかかりましたか。

飯田 当時は名古屋の畑中(清詞)会長、大阪も力を入れていて、時を同じくしてぐらい。
小林 そうです、それでルールを統一したんです。

飯田 なるほど。
小林 とにかく事故が怖いことを念頭に置いて、まずはディフェンス技術の向上。最初はクレームもすごかったです、「(ストップが)早いよ」って。

飯田 うん。
小林 やはり皆さん勝ち負けにこだわりますから。でも僕と齊田会長の意見は、勝ち負けではなくボクシング技術の向上を目的にしているんですよ、と。それを根気強くやって、3年目ぐらいからだいぶクレームはなくなりました。

飯田 ホント、事故については一番シビアに考えたでしょうね。でもたしかにキッズに力を入れ出すということは、イコール、アマチュアとの連携が関係してくるもの。
小林 今では対抗戦を行うぐらいですから。ボクシング界にとって大きく、残していかないといけない大会だと思いますし、現在はJCL(ジュニア・チャンピオンズリーグ)ですが、この事業に関しては全日本レベルでしっかりとやっていかないといけない。

飯田 JCLはU15の後にできたんだよね。
小林 現在は小学1年から3年生、4年生から6年生、中学生、もうひとつU18のカテゴリーがあって、これは高校生にあたります。なぜかというと、高校生でアマチュアをやっていないプロのジム生はプロボクサーになるまでに大会の機会がない。その間の目標になればと、JCLでつくったんです。…

 ほか「4回戦、6回戦の充実」など小林協会長の持論をたっぷり聞く。対談記事全文は発売中のボクシング・ビート5月号に掲載しています。
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