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女子歴史的一戦はテイラーに軍配 セラノに2-1判定勝ちでライト級4団体王座防衛

2022年5月1日 17時20分

 ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで30日(日本時間1日)行われた女子世界ライト級タイトマッチは、4団体統一チャンピオンのケイティ・テイラー(アイルランド=写真)が7階級制覇チャンピオンのアマンダ・セラノ(プエルトリコ=米)に10回戦で2-1判定勝ち。比類なきチャンピオンとして5度目の防衛を果たした。

 試合は身長で勝るサウスポーのセラノが前進し、テイラーが迎え撃つ展開で進行。距離を取りながら右を決めるテイラーにセラノは左強打で対抗。4回あたりからボディー攻撃でプレスを強めたセラノは5回、左右強打でチャージし脚が止まったテイラーは鼻血を流す。

 6回にも攻勢をかけたセラノに王者交代の予感も漂う。しかしテイラーは踏ん張り、7回から右を断続的にヒットして挽回。9回にもプレスをかけるセラノのアタックをかわし、右フックを合わせる。最終回も右を連続して決めたテイラーが右マブタをカットしたものの、94-96、97-93,96-93のスコアで勝利アナウンスを受けた。

 試合運びのうまさで一日の長を発揮したテイラーは21勝6KO無敗。10年ぶりの黒星のセラノは42勝30KO2敗1分。

 セミのWBOインターコンチネンタル・S・ウェルター級王座決定戦は、カネロ・アルバレスやハイメ・ムンギアと対戦歴があるリアム・スミス(英)が元2階級制覇王者ジェシー・バルガス(米)に10回41秒TKO勝ち。バルガスのセコンドには6月に井上尚弥(大橋)と再戦するノニト・ドネア(フィリピン)が就いた。

 また、女子のS・ミドル級4団体統一戦は、WBC&WBO統一チャンピオンのフランチョン・クルーズ・ディザーン(米)がWBA&IBF統一チャンピオンのエリン・セデルース(スウェーデン)に3-0判定勝ち。スコアは99-91が2者に97-93。

 一方、東京五輪フライ級金メダリストのガラル・ヤファイ(英)がプロ2戦目でミゲル・カルタヘナ(米)に2回終了TKO勝ち。2勝2KOのヤファイはWBCインターナショナル・フライ級王座を防衛した。

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