大田区総合体育館で行われる大みそかのダブル世界戦で、ダンテ・ハルドン（メキシコ）を挑戦者に迎えて2度目の防衛戦に臨むWBC世界S･フェザー級王者の三浦隆司（帝拳）が25日、都内のジムで練習を公開した。

　リミットまであと500グラムという三浦。「いい感じで練習を積んできました。最高の状態」とコンディショニングに自信をみせた。今回は攻撃の際のバランスを意識的に練習したといい、「左ストレートの後もまた何度も攻撃できる」（葛西裕一トレーナー）と手ごたえはバッチリの様子。

　この日三浦はスパーを行わず、軽めのトレーニング。シャドー、ミット打ちなどで強打をチェックした。「ハルドンにプレッシャーをかけ、最後は得意の“ボンバー”で倒したい」と、チャンピオンは観客をわかせる豪快なKO勝利を誓っていた。