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KO決着必至 佐々木尽と小原佳太 ウェルター級国内ナンバーワン決定戦は15歳差対決

2023年2月13日 17時32分

 4.8有明アリーナ『Prime Video Presents Live Boxing』第4弾もう一つの試合はウェルター級の国内第一人者、小原佳太(三迫)と売り出し中のWBOアジアパシフィック同級王者、佐々木尽(八王子中屋)によるウェルター級国内ナンバーワン決定戦だ。36歳の小原が21歳の佐々木に挑戦する形となる。静かなるベテランと燃え盛る若手の激突は非常に魅力的だ。

佐々木(左)と小原

 13日の会見で、小原は例によって落ち着いた表情。「また小原が若者の芽を摘むのか、という試合になる」とバッサリ。佐々木の身体能力、パンチ力を認めつつ、「31戦目までKOで勝つボクシングを追求してきました。それは32戦目も同じです」と、これはKO宣言だ。

 小原(26勝23KO4敗1分)はS・ライト級で日本と東洋太平洋、ウェルター級でWBOアジアパシフィックと日本王座を獲得。S・ライト級で16年に世界挑戦し、ウェルター級でもIBF挑戦者決定戦に出場した経験を持つ。

 この小原に新旧交代を迫る佐々木(14勝13KO1敗1分)は、デビューからその強打でファンを増やしてきた。21年10月、平岡アンディ(大橋)戦で計量失格、試合でもプロ初黒星とつまずいたがその後復調。今年1月、東洋太平洋とWBOアジアパシフィック王座を保持する豊嶋亮太(帝拳)を初回TKOで下して一気に株を上げた。

 豊嶋戦後即座に希望した小原との対戦が決まった。この日も「日本人初のウェルター級世界王者に輝く男、佐々木尽です」とのっけからエンジン全開で、「一番輝く試合を見せます。衝撃的な試合をします」と猛アピール。大ベテランを後目に「この試合は世界への切符です」と言ってのけた。

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