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井上尚弥が拳を負傷 S・バンタム級2団体王者フルトン戦は7月に延期 日程と会場は後日発表

2023年3月22日 16時20分

 大橋ボクシングジムの大橋秀行会長は22日、横浜市内のジムで記者会見を開き、5月7日に横浜アリーナで予定していたWBC&WBO世界S・バンタム級王者スティーブン・フルトン(米)と前バンタム級4団体統一王者、井上尚弥(大橋)のタイトルマッチを延期すると発表した。

延期を発表する大橋会長

 大橋会長によると、井上は10日ごろ、メキシコ人選手とのスパーリングで拳を痛めた。その後も何日かはスパーリングを含めて練習をしていたが、痛みは残り続けた。井上は階級アップ初戦に向けてより強いパンチを打ち込むことを意識して練習していたという。医師の診断によると骨に異常はない。左右どちらを痛めたかは明らかにされなかった。

 大橋会長は「本人は大丈夫だと言っていたが、見ている限り拳は使えない状態だった。万全の状態で挑戦させたいと思い、私の判断で延期した」と説明。井上は昨年6月のドネア第2戦前に肩を痛めており、大橋会長は「あのときは、結果は(2回TKO勝ちで)良かったけど、試合当日に(延期にしなかったことを)後悔した。そのこともあって今回はスパッと決めた」と決断の理由を補足した。

 最終的には本人、井上真吾トレーナーと話し合い、16日に延期を決定。すぐにフルトン陣営に状況を伝えたところ、21日に延期を受け入れる知らせが届いた。大橋会長は「フルトンが延期を快く受け入れてくれたことには感謝しかない」と語った。

 延期のスケジュールは7月というだけで、具体的な日にちと試合会場は後日発表される。アンダーカードで予定されていた東洋太平洋S・バンタム級王者、武居由樹(大橋)らの試合もそのまま7月に移動する。

 井上は延期に関する文書を発表し、ファンと関係者、フルトンに対して延期を謝罪し、延期を受け入れたフルトン陣営に感謝を表明。今後はけがの回復に努めた上で、7月は万全の状態でリングに上がることを誓った。

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