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斉藤幸伸丸が2回TKO負け、ランカー小竹も敗れる

2014年12月17日 21時57分

 17日東京・後楽園ホールで「三迫一門会」が行われ、メインの68キロ8回戦は日本ウェルター級3位の斉藤幸伸丸(輪島功一S)が比国ウェルター級2位のアーネル・ティナンパイに2回15秒TKO負けを喫した。

斉藤幸伸丸が2回TKO負け(ボクシングニュース)
初回ティナンパイの右を食らって倒れる斉藤

 ともにがっちり体型の2人はガードを固めて、思い切りパンチを振るうスタイルも似ていた。斉藤の動きは悪くないように見えたが、初回終盤、ティナンパイのワンツーが斉藤のガードの間を打ち抜いて、斉藤は尻からダウンした。ダメージがあったのか、2回開始早々、ティナンパイの同じようなワンツーで斉藤が撃沈。レフェリーが即ストップした。

 5度目のタイトル挑戦が遠のいた斉藤は20勝11KO7敗1分。昨年8月にも福本祥馬(八王子中屋)を6回TKOで下し、日本で連勝のティナンパイは21勝7KO16敗1分。

松山(左)は小竹に左をよく決めた

◇140ポンド8回戦
松山和樹(山上)[77-74×2、78-73]小竹雅元(三迫)
 長身の松山は距離をキープし、日本S・ライト級5位のサウスポー小竹の打ち終わりに左フックを合わせた。小竹は3回に左を決めてラッシュし、松山をダウン寸前に追い込む。しかしここを切り抜けた松山は立て直し、再びカウンター主体のボクシングを機能させた。小竹は5回にヘッドバッティングで減点1。松山は終盤、小竹の左ストレートと右フックを被弾する場面もあったが、コンスタントにカウンターを決めてジャッジの支持を得た。ランカー撃破の松山は10勝5KO5敗。小竹は9勝5KO9敗2分。

◇141ポンド8回戦
上野雄大(渋谷三迫)[引き分け1-1(77-76、76-77、77-77)]中山聰歯(フラッシュ赤羽)
 パンチのある上野とサウスポー中山の一戦は序盤から互いの頭がぶつかり合う展開。中山が6、7回に左ストレート、ボディ攻撃で攻勢をアピールしたが、最終回は上野が盛り返してドロー判定。上野は7勝6KO7敗3分。中山は7勝3KO8敗1分。

◇51.5キロ8回戦
藤北誠也(三迫)[3-0(79-74、80-72×2)]大嶽正史(石橋)
 若い藤北が足を使い、出入りのボクシングで主導権を握った。前に出たいベテランの大嶽は足がついていかない印象。最後まで藤北をとらえることはできなかった。藤北は8勝1KO1敗。3連敗の大嶽は14勝7KO13敗2分。

◇112ポンド8回戦
渡邉秀行(ワールド日立)[TKO7回45秒]鬼ヶ島竜(三迫)

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