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2017年1月14日土曜日

藤本京太郎がOPBF王座獲得、渡部は井上岳に敗れる

 OPBFヘビー級王座決定戦が14日、後楽園ホール「第557回ダイナミックグローブ」のメインイベントで行われ、同級1位の藤本京太郎(角海老宝石)が2位ウィリー・ナッシオ(豪州)に3-0判定勝ち。日本王座に続き2本目のベルトを獲得した。日本人選手がOPBFヘビー級王座に就くのは初めて。スコアは118-109、116-112、116-111。

 藤本は初回、サークリングをしながら自分よりひと回り以上大きいナッシオに対処。ナッシオはがパンチを繰り出すと、その迫力に会場がどよめいた。藤本は身長差があって繰り出すパンチが届かない。

 2回、ナッシオが攻勢に出て、左フックとアッパーが藤本をとらえると、藤本はリングを走るようにしてエスケープ。追いかけたナッシオがさらに襲い掛かると、ここで藤本の右がカウンターで決まり、ナッシオがヒザからキャンバスに崩れた。

 3回以降はナッシオがジリジリと圧力をかけ、藤本は持ち前のスピードと機動力で勝負。藤本はよく動いてナッシオの強打を防ぎつつ、右とボディ打ちを効果的に使い、4回を終わって38-37×2、39-36でリードした。

 藤本は6回に右ストレートを叩き込んで一気に連打で攻めてたる。ナッシオは藤本のスピードについていけない。余裕の出てきた藤本に翻弄されるナッシオは8回にネジを巻き返して前へ。8回終了時の採点は77-74×2、78-73で藤本がリードを守った。

 終盤に入っても試合は藤本ペース。疲れの見えるナッシオも一発逆転を狙って何度が攻勢を見せたが、藤本はこれをしのいで小さなパンチをコンスタントに決めた。ナッシオは最終回の残り1分で猛攻を見せたが、藤本は逃げ切った。

 藤本は16勝8KO1敗。2012年の大みそかに当時のOPBF王者ソロモン・ハウモノ(豪州)にTKO負けしプロ初黒星を喫したが、2度目の挑戦での同王座獲得となった。ナッシオは10勝9KO2敗。

◇S・ウェルター級8回戦
井上岳志(ワールドS)[3-0(78-74×2、79-73)]渡部あきのり(角海老宝石)
 元日本、OPBFウェルター級王者の渡部がジムを移籍して心機一転、一昨年11月の最強後楽園で現日本ウェルター級王者の有川稔男(川島)にTKO負けして以来のリングに上がった。

 試合は初回からヒートアップ。渡部が左の強打をボディに打ち込み、日本S・ウェルター級3位の井上も左右のビッグパンチを思い切り振っていった。しかし2回以降ペースを握ったのは井上。フィジカルの強さを生かし、パンチが打ち終わるたびに渡部をロープ際に押し込んで連打を見舞った。打ち返してはいるものの苦しい渡部は、6回に左アッパーをボディに打ち込んで井上の動きを止めたが、気迫の井上はここで失速せず、8回は渡部に右強打を叩き込んだ。

 井上は「いままでの相手とはパンチが違って、最初のフックとかは効かされた」としながらも「今年はタイトルに挑戦したい」とアピールした。戦績は9勝4KO1分。渡部は33勝28KO6敗。

◇ミドル級8回戦
福本祥馬(角海老宝石)[TKO4回1分38秒]福山和徹(冷研鶴崎)
 両者は2015年1月に対戦し、福本が2-0判定勝ち。この日は日本ミドル級3位の福山が初回から手数で上回り、日本1位の福本がこれをブロックしながらジャブと右を当てる展開となった。イーブンな展開が続いていたが4回、福本の右アッパーがきれいに炸裂して福山がダウン。立ち上がった福山を福本が再び右アッパーで沈め、ノーカウントでストップとなった。福本は11勝9KO1敗。福山は10勝3KO8敗。

◇バンタム級8回戦
澤田京介(JB SPORTS)[3-0(78-75、79-73)]奥村健太(角海老宝石)
 元日本ランカーの澤田右ストレートと左ボディブロー、左フックで先制。小柄なサウスポーのファイター奥村は頭を振って距離を詰め、ボディ攻撃と左ストレートで澤田に迫ったが、澤田が距離をキープして優位に戦う時間帯が長かった。終盤は澤田が奥村を下がらせるシーンを増やし、さらにリードを広げてフィニッシュした。澤田は6勝3KO2敗1分。ジム移籍第1戦を飾れなかった奥村は12勝3KO3敗1分。

◇ミニマム級6回戦
市川雅之(角海老宝石)[引き分け1-1(58-57、56-58、57-57)]佐宗緋月(コーエイ工業小田原)