前WBO・AP王者の木村吉光がTKO再起 ホープ鈴木稔弘はWBO・AP1位から勝利
2023年8月24日 20時53分
2023年8月22日 21時07分
「ホープフルファイトvol.40」が22日、後楽園ホールで開催された。メインのバンタム級6回戦で元日大主将の西岡伶英(川崎新田)がプロデビューし、裵聖和(三迫)に3-0判定勝ち。デビュー戦で抜擢されたメインのリングで結果を出した。
セミの前には新田渉世会長がリング上で3月に再審開始が決定した元プロボクサー、袴田巌さんの無罪獲得をアピールした。袴田さんの再審がいつ始まるかは分からないが、検察が有罪立証する方針を表明したことで裁判の長期化が心配されている。
◇バンタム級6回戦
西岡伶英(川崎新田)[3-0(59-55×2、60-54)]裵聖和(三迫)
小学3年生から川崎新田ジムに通う西岡は埼玉・花咲徳栄高時代に選抜で優勝。日大に進学し、アマで68戦53勝15敗の実績を積んでこの日プロデビュー。対戦相手は6月にフィリピンでプロデビューした日大の先輩、裵(ペ・ソンファ=アマ40戦30勝10敗)となった。
西岡はスピード感あふれるジャブで先制。ジャブから右、左フックにつなげて好スタートを切った。裵は初回に偶然のバッティングで左目尻をカット。2回早々、西岡は右カウンターを決め、畳みかけて会場を沸かせた。
裵は3回以降、前に出て手数を出し、西岡を削っていこうとした。西岡はこれをさばき、時に打ち合って対処。接近戦でも多彩なパンチで上回った。裵はしつこく攻め続けて食い下がったが、終盤は西岡が右カウンター、コンビネーションを決めて突き放した。裵は1敗1分。
デビュー戦勝利の西岡は「最初は自分がメインで本当にいいのかと思ったけど、何試合目でも自分のやることは変わらないと考えた」と平常心をアピールしながらも、力んで大振りになったり、被弾したりしたことを反省。「つぶすよりもジャブでコントロールするボクシング」が身上であり、これからロマチェンコを理想とする持ち前のボクシングをさらに磨くつもりだ。
◇フェザー級6回戦
濱田力(角海老宝石)[2-0(58-56×2、57ー57)]平野和憲(KG大和)
3連敗中の平野と5年2カ月ぶりに復帰した濱田が再浮上をかけての対決は、濱田の右が平野の顔面をとらえるスリリングな立ち上がりとなった。しかしラウンド終盤には長身の平野が右から連打を打ち込んで反撃した。
2回以降は互いに見合う時間が長い展開となった。それでも濱田は3回、5回と右を決めてジャッジにアピール。武器の右強打を打ち込めない平野は最終回に攻めたが、濱田が距離をつぶして逃げ切った。6年ぶり白星の濱田は8勝6KO2敗。平野は4勝4KO4敗1分。
◇S・バンタム級4回戦
林勇汰(花形)[2-0(38-36×2、37-37)]内藤大起(川崎新田)
◇バンタム級4回戦
中林稜太郎(ワタナベ)[3-0(38-37、39-36、40-35)]河村慎司(FLARE山上)
◇56.5キロ4回戦
矢野円来(花形)[3-0(40-46×3)]上村峻亮(川崎新田)
◇65.0キロ4回戦
福田哲史(レパード玉熊)[3-0(38-37罰2、39ー36)]小曽根響太(ワタナベ)
◇女子ミニマム級4回戦
渡邉恵(TEAM10COUNT)[引き分け1-0(39-37、38-38×2)]アダムスハナコ(ハッピーボックス)
観衆=909人
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