ウェルター級で世界目指す佐々木尽 WBOアジアパシフィック王座V2 粘る星大翔に11回TKO勝ち
2023年7月8日 17時36分
2023年7月8日 16時34分
日本ミニマム級タイトルマッチが8日、エスフォルタアリーナ八王子「第45回ファイティング・スピリット・シリーズ」で行われ、チャンピオンの高田勇仁(ライオンズ)が挑戦者1位の仲島辰郎(平仲BS)に3-0判定勝ち。初防衛に成功した。スコアは96-93×2、97-92。
両者は4回戦時代の16年に対戦して仲島の3回TKO勝ち。高田は初防衛とともにリベンジをかける試合。3試合連続で日本タイトルに敗れている仲島は4度目を実らせようとアウェーのリングに上がった。
ジャブでプレッシャーをかけていく高田に対し、身長で上回る仲島は距離をキープしながらカウンターを合わせようとした。高田は3回にプレスを強め、ジャブと左右のボディ打ちで圧力をかけていく。4回は右ボディストレートをフェイントに使って顔面に右ストレートを打ち込んだ。仲島も対抗し、パンチで高田の右目尻が切れた。
5回、高田の踏み込んでの右が立て続けに炸裂。苦しくなってきた仲島もジャブ、右を決め返して踏みとどまった。5回終了時の公開採点は、49-46、50-45×でチャンピオンがリードした。
6回、高田はややペースを落とす仲、劣勢の仲島はなかなか追い上げられずにいたが、ラウンド終盤、右ストレートをカウンターで打ち抜いて高田をキャンバスに突き落とした。勢いづいた仲島は一気に倒しにかかるが、ここは時間がなかった。
仲島は7回、ダメージの残る高田を攻めたが、仕留めきれないと見るやここをセーブ。この間に高田はダメージから回復し、徐々に立て直していく。最終回は高田が右をクリーンヒットしてから左フックを連打するなど猛攻を見せ、勝利を確実にした。
WBA11位にランクされる高田は12勝6KO8敗3分。「(6回のダウンは)思いっきり合わせられたヤバかったです。公開採点は気持ち的に楽になったけど欲が出てしまった。ボクシングをやっている以上、体力もついてきたので世界を目指したい」と勝利者インタビューに答えた。無念の仲島は11勝7KO5敗1分。
◇S・フェザー級8回戦
渡邊海(ライオンズ)[KO1回1分1秒]ジョンジョン・エストラーダ(フィリピン)
日本フェザー級10位の渡邊は3月、日本ユース・タイトル戦で英洸貴(カシミ)にプロ初黒星を喫してからの再起戦。長身の渡邊は初回から積極的に比国フェザー級1位のエストラーダに迫り、ジャブ、左ボディで比国フェザー級1位のエストラーダに迫った。アッパーでダメージを与えるとそのままラッシュ。最後は右アッパーで突き落とし、エストラーダに10カウントを聞かせた。
快勝の渡邊は勝利者インタビューで「1ラウンド様子見て、2ラウンドで倒そうと思っていたけど、練習していたアッパーが決まったのでそのままいった。S・フェザー級チャンピオンの原優奈選手とやりたいです」と日本王者の名前を口にした。渡邊は10勝6KO1敗1分。エストラーダは17勝14KO11敗1分。
◇62.3キロ4回戦
中島海二(八王子中屋)[TKO4回1分13秒]佐藤友規(パンチアウト)
◇S・フェザー級4回戦(東日本新人王戦)
渡辺顕也(小熊)[TKO4回2分50秒]池上いつ己(八王子中屋)
◇S・ライト級4回戦(東日本新人王戦)
多破スパンダン(ハッピーボックス)[TKO2回1分47秒]松村虎太郎(横田S)
◇S・フライ級4回戦(東日本新人王戦)
吉成亮人(ライオンズ)[TKO3回1分40秒]窪田伶司(金子)
◇フェザー級4回戦
佐藤和輝(FLARE山上)[3-0(39-36×2、40-35)]増山裕晃(RE:BOOT)
2025年4月21日 19時45分
2025年4月21日 18時21分
2025年4月21日 8時18分
2025年4月21日 8時08分
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2025年4月20日 10時36分