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安藤教祐が日本L・フライ級挑戦権つかむ 曲者の亀山大輝に5回TKO勝ち

2023年11月30日 21時15分

「DANGAN261」が30日、後楽園ホールで開催され、メインのL・フライ級最強挑戦者決定戦は、同級3位の安藤教祐(KG大和)が同2位の亀山大輝(ワタナベ)に5回2分59秒TKO勝ちした。8月に戴冠した王者の大内淳雅(姫路木下)は12月17日、神戸で川満俊輝(三迫)と初防衛戦を行う。

L・フライ級挑戦権を手にした安藤

◇日本L・フライ級最強挑戦者決定8回戦
安藤教祐(KG大和)[TKO5回2分59秒]亀山大輝(ワタナベ)

 サウスポーの亀山が上体を小刻みに揺らしながら前に出て、安藤は距離を取りながら右を狙った。初回は亀山が飛び込んでの右フックを決めて攻勢をアピールした。

劣勢を強打でひっくり返した安藤㊨

 トリッキーな亀山に対し、安藤は2回に右をクリーンヒット。パンチ力では安藤が上だ。しかしその後は亀山がスイッチも交えて動き続け、安藤はなかなかパンチを打ち込めない。亀山が優勢だった4回を終えて迎えた5回、安藤の右が火を噴いた。グラついた亀山をキャンバスに突き落とす。立ち上がった亀山は踏ん張るが、安藤の右でフラついたところで主審が試合を止めた。

 安藤は「相手は右フックが得意とは分かっていたけど、思ったよりももらってしまった。ポイントでは厳しいと思っていたけど、自分はパンチがあるので1発当たれば勝てると思っていた。(次のタイトルマッチでかつて負けている川満が勝てば)リベンジの舞台ができるので最高だと思う」と語った。

 安藤は5月、元WBOミニマム級王者の山中竜也(真正)と空位のWBOアジアパシフィックL・フライ級王座を争い判定負け。再起戦でつかんだチャンスをものにした。13勝6KO4敗 亀山は4月、WBOアジアパシフィック・フライ級王者の加納陸(大成)に挑戦してドロー以来の試合だった。亀山は10勝3KO6敗2分。

◇58.0キロ8回戦
濱口大樹(ワタナベ)[引き分け(76-76×3)]三輪珠輝(名古屋大橋)

 濱口が右を狙い、三輪がジャブを突く立ち上がり。初回終盤、三輪の左ボディで濱口の動きが止まった。2回は濱口が右で攻勢に出たが、3回に三輪の右カウンターで濱口が大きくグラついた。

ドローに終わった三輪㊧と濱口

 濱口は4回、右ボディ打ちで立て直しを図るが、三輪の右で再びグラリ。しかし三輪は詰められない。サバイバルした濱口は5回、右ストレートとボディ打ちで優勢に立つ。終盤は濱口が先手を取ってペースをつかんだが、前半の失点が響いてドローとなった。

 3連敗中だった濱口はまたしても白星に恵まれず6勝4KO8敗1分。好機をいかせなかった三輪は8勝1KO9敗2分。

◇70.0キロ4回戦
笠松紘太朗(北澤)[2-0(39-37×2、38-38)]三井太賀(Reason押上)

◇S・フェザー級4回戦
大野侑弥(ワタナベ)[TKO1回1分19秒]柳川隼人(花形)

◇S・ライト級4回戦
齊藤裕大(KG大和)[TKO2回2分1秒]河原祐斗(ハッピーボックス)

◇56.0キロ4回戦
尾川裕二郎(EBISU K’sBOX)[3-0(40-36×3)]市野正人(東拳)

◇58.0キロ4回戦
中村亮介(ワタナベ)[3-0(39-36×2、40-35)]山邉博勝(花形)

◇S・フェザー級4回戦
橋口芳樹(輪島功一S)[2-0(39-37×2、38-38)]野口貴彦(金田)

◇女子アトム級4回戦
松岡瑞稀(ワタナベ)[引き分け1-1(39-37、37-39、38-38)]川口まな(パンチアウト)

観衆=931人

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