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井上拓真に挑戦のS・フライ級V9王者 アンカハス 公開練習 大橋会長「ロペスやロマゴンのレベル」

2024年2月20日 15時12分

 WBAバンタム級王者の井上拓真(大橋)にチャレンジする元IBF・S・フライ級王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)が20日、東京・神楽坂の帝拳ジムで公開練習を行った。試合は24日、両国国技館「Prime Video Presents Live Boxing 7」のメインで開催される。

サンドバッグを叩くアンカハス。井上真吾トレーナも練習を視察した

 取材に応じたアンカハスは「日本で試合をするのが夢だった。山中慎介、亀田兄弟のスパーリング・パートナーで日本に来たことはあるが、10年待って実戦のチャンスが訪れた」と日本での試合を歓迎。終始ニコニコと笑顔を浮かべ、落ち着きと余裕を感じさせた。

 IBF・S・フライ級王座を9度防衛し、V10戦でフェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)に敗れて王座陥落。ダイレクトリマッチにも敗れた。連敗についてアンカハスは「一番の敗因は体重。あのときは試合間隔があき、外出制限(コロナ禍)もあって体重が増え、減量が苦しくなってしまった」と説明。バンタム級に上げて「とてもいい」と好調をキープしているようだ。

 当初は11月に予定されていた試合が2月に延期となったことについては「ノープロブレム」と笑顔で回答。最初はラスベガスでスパーを重ね、そのあとフィリピンに戻り、拓真対策として、WBCバンタム級指名挑戦権を持つビンセント・アストロラビオらと手を合わせたという。

場数を踏んできたアンカハス

 ジョベニ・ジェメネス・トレーナーは「拓真はいいボクサー、たくさん研究してきた」と対策に自信を見せ、アンカハスは「私には経験があるし、適応力がある。何よりいまの私はハングリーだ」と2階級制覇への意欲を言葉にした。

 練習ではミット打ち、サンドバッグ打ちと軽めながらシャープなパンチを披露。視察に訪れた大橋秀行会長は「パンチにリズムがあるし、軽く打ってもスナップが効いている。雰囲気がね、いままでいろいろな選手を見てきたけど、リカルド・ロペスとか、ローマン・ゴンサレスとか、それくらいのレベルじゃないかな。過去一番の強敵。拓真が勝てば大きく伸びると思う」と表情を引き締めていた。

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