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初防衛へ西田凌佑が練習を公開、減量は「順調です」

2024年12月3日 21時24分

 15日にIBF世界バンタム級タイトルマッチ(大阪市住吉スポーツセンター)で初防衛戦を行うチャンピオン、西田凌佑(28=六島)が大阪市の所属ジムで練習を公開した。5月の世界初挑戦で苦しんだ減量が、今回は順調に進んでおり、ミット打ち、サンドバッグ打ちに汗を流した。「スタミナは大丈夫。あとは試合での集中力だけ」と初防衛への心境を語った。

武市トレーナーとのミット打ちを披露する西田

 西田は同級14位、アヌチャイ・ドーンスア(28=タイ)の挑戦を受ける。アヌチャイは16勝7KO無敗の不気味な存在。「打ったら打ち返すのが早い選手。むだに前に来ない、カウンター中心のタイプなので、倒しにいくとパンチをもらう。KOはしたいが、力ずくでは倒せないので、自分のボクシングに徹していきたい」と西田はハードパンチを浴びせるより、右ジャブを中心に距離をとって、相手に打たせないボクシングを展開する構えだ。

 5月の世界初挑戦の時は15㌔もの減量に苦しんだ。今回は2ヵ月前から試合を意識して、トリのササミを中心の食事を摂取。、元アマ日本王者の妻沙捺さん(28)の食事管理で、「先週でリミットにあと3.5キロまで落ちた。1週間前であと2キロを目標にしているが、順調にきています」と妻の協力に感謝した。

 西田は9戦全勝だが、KOはタイ国でのデビュー戦勝利だけ。決してパンチ力が不足しているわけではない。指導する武市晃輔トレーナーは「西田は倒し屋ではない。攻撃を重視しすぎると西田のボクシングが崩れる。日本に4人いるバンタム級王者の中では技術力で特徴をみせたい」と語り、「全体的に底上げを図ってきた。ジャブの差し合いで負けないことが重要で、KOにつながるのではないかという攻撃パターンが出来つつある」と愛弟子の成長に太鼓判を押す。

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