ムンギアまさかのKO負け スラスの右に沈む/ピカソは3回KO勝ち
2024年12月16日 11時32分
2024年12月16日 6時20分
15日昼、福岡県北九州市の西日本総合展示場でボクシング興行「“九州VS.大阪” KEEP FIGHTING Vol.9& FIGTING SPIRIT Vol.1」が、全10試合開催され、メインのS・フェザー級8回戦は、昨年の全日本新人王で同級12位の下村佳輝(三迫)と新井志道(黒崎KANAO)が対戦。石田ボクシングジム・黒崎KANAOボクシングジム共催で初となる自主興行でメインイベンターを務めた新井が、初回に左フックを決めて1回1分57秒のKOで殊勲の勝利を収めた。《西村華江》
「半年前に痛めた右拳が治ったから伸び伸びボクシングができると思うと、嬉しくてたまらなかった」という新井は、開始ゴングと同時に意欲的に前へ出て、右ストレートを軸に攻め入る。対するランカー下村も下がることなく、伸びやかな右ストレートをダイナミックに差し込んでいき、序盤から危険な間合いとタイミングでの打撃戦が繰り広げられた。
新井が左フックを下から上へと繋いで右ストレートで猛攻すると、下村はワンツーからの左ボディーで反撃して相手を効かせる。「いけると思った」と語った下村は、すぐさまワンツーの右ストレートの4連打で畳みかけていく。が、「右ガードが下がっているのが分かった」という新井は小さく左サイドへステップして、下村が左フックを打ち込んでくる刹那、左フックを一閃。相打ちのカウンター合戦を新井が制すると、下村は背中からバッタリとキャンバスに沈む。レフェリーが10カウントを数え上げるとほぼ同時に、コーナーからタオルが投げ込まれた。
昨年末に警官を辞してボクシングに専念。ちょうど1年目にランカーから勝利をもぎ取り大金星をあげた新井は、8勝4KO5敗1分。「もらったパンチは見えてなかった」と悔やむ下村は、7勝7KO2敗1分。
◇56.5kg契約6回戦
中西寛多郎(黒崎KANAO)[2-0(58-56×2、57-57)]小稲直史(川崎新田)
序盤から小稲が巧みなコンビネーションとワンツーの右ストレートで、グイグイと攻めて出ていく。対して、「強いパンチがきて、少し戸惑った」と語った中西は、上体を駆使したボディーワークと足捌きで決定打をもらわないことに執心してしまう。が、中西は得意の左フックを当て食らいついていく。終盤、中西は印象の良い左フックの上下やストレートの強打でポイントをピックアップして、追い上げてみせた。
◇S・フェザー級4回戦
徳永竜巳(石田)[KO1回3分06秒]田中太将(博多協栄)
◇バンタム級4回戦)
工藤晃大(ダッシュ東保)[TKO2回2分06秒]木村花道(石田)
◇ウェルター級4回戦
小林翔人(石田)[TKO3回1分49秒]河地翔(ミサイル工藤)
◇56.0kg契約4回戦
川添仁(黒崎KANAO)[T D 3-0(40-37、39-38、39-37)]竹本瀬七(石田)
◇57.5kg契約4回戦
齋藤瑞樹(石田)[TKO2回1分29秒]江見利樹(博多協栄)
◇49.5kg契約4回戦
長島明澄(石田)[3-0(39-37×3)]阿部泰牙(ミサイル工藤)
◇S・ライト級4回戦
ディオ・グラント(沖縄ワールドリング)[3-0(39-35×2、40-34)]宮本時代(本田フィットネス)
◇ライト級4回戦
川崎賢治(黒崎K A N A O)[3-0(39-36×2、38-37)]矢山來斗(北島)
観衆=1200人
2025年1月19日 22時39分
2025年1月19日 2時53分
2025年1月19日 0時01分
2025年1月18日 16時55分
2025年1月18日 16時45分
2025年1月16日 18時24分