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「挑戦者のつもりで」(佐々木尽)「新たな佐々木君と対戦するつもり」(坂井祥紀) 

2025年1月22日 17時00分

 22日に横浜市内のホテルで行われた井上尚弥防衛戦試合前会見では、セミファイナルで対戦する佐々木尽(八王子中屋)と坂井祥紀(横浜光)も出席。それぞれ明後日の試合での勝利を誓った。試合では佐々木の持つWBOアジアパシフィック、OPBFのウェルター級王座が争われる。

佐々木㊧と坂井も好調をアピール photo/Naoki Fukuda

 井上の当初の挑戦者サム・グッドマン(豪州)の負傷により、1ヵ月スライドされた今回の興行。リスケジュールについては佐々木、坂井とも「プラスに働いた」と口をそろえた。とくに佐々木は「前回は調子を落としていたので運がいい」と明かす。

 両者には佐々木がまだノーランカーだった頃からスパーリング経験がある。当時すでに坂井はメキシコやアメリカで36戦のプロキャリアを持つベテランだったから、佐々木が「自分としては挑戦者のつもり」というスタンスなのも分かる。

 もっともその後、佐々木が急成長し、今回は挑む立場の坂井もこう言って気を引き締めている。「僕が知っている佐々木尽君ではない。新たな佐々木尽君と対戦すると思っています」。佐々木は「ここで勝って世界につなげていきます」。ウェルター級の新旧対決の行方が興味深い。

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