デービス、プロの王座に 王者べリンチクを4回KO S・ウェルター級ザヤスは好ファイト制す
2025年2月15日 18時06分
2025年2月15日 17時39分
昨年10月に井上拓真を攻略する殊勲をあげWBA世界バンタム級王座についた堤聖也(角海老宝石)が13日、初防衛戦を前にDANGANジム(東京・江古田)でメディア向けの公開練習に臨んだ。
堤が所属ジムではなくてこのジムで練習するのは、専任の石原雄太トレーナーが移籍したジムだからだ。試合が10日後に迫る中で新チャンピオンは「いつもと変わりない。試合に向けて心は作れている」といまの状態を表現した。この日はシャドーボクシングとサンドバッグ打ちをそれぞれ1ラウンドずつ披露しただけ。米国から招いたサウル・サンチェスらを相手にこなしたスパーリングもすでに100ラウンドを超えているといい、調整は順調のようだ。
今度の相手が比嘉だと聞かされた時はびっくりという。前戦で武居由樹に敗れた直後に引退を表明していたからだ。比嘉とは高校時代にアマチュアの九州大会で2度対戦して連勝し、この時以来の付き合い。プロでも2020年に対戦して10回を引き分けており、ライバルにこれまで一度も負けたことがない。
その上で「今度が比嘉大吾の最後の試合になるので、それなりの思いがあります」と、親友に引導を渡す覚悟でいる。といっても、決して油断することはない。比嘉の直近の試合では敗れたとはいえ内容は堤にとっても警戒すべき点が少なくなかったからだ。
比嘉については「ファイター」との見方が定着しているが、堤は「攻撃的なアウトボクサー」と技術面でも評価している。「バンタム級での戦い方にも慣れてきた。一瞬の判断を誤れば、やられる」と警戒も隠さない。石原トレーナーは「打ち合いになるのは必至。気持ちで負けないようにしたい」と言う。強靭なハートで多くの難敵を破って成り上がり世界王座を掴んだのが堤である。互いに手の内を知り合った比嘉を相手にしても、それは変わるまい。
チャンピオンになってから「欲が出てきた」(石原トレーナー)といわれる堤。比嘉を「自分のチャンピオンとしての価値を高める試合にする」つもりだ。4団体の世界王者が全員日本人ボクサーというバンタム級で、統一戦をにらんで「勝ちます」と短く必勝宣言した。
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