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「アンド・ザ・ニュー……」(ローチ)、「しゃべり過ぎだ」(デイビス) ライト級戦最終会見

2025年2月28日 15時56分

 WBAライト級チャンピオン、ジェルボンテ・デイビス(米)の9ヵ月ぶりの試合が間近に迫った。3月1日(日本時間2日)、ニューヨークはバークレイズセンターのリング。デイビスはWBA・S・フェザー級王者ラモント・ローチ(米)の挑戦を受ける。《試合は3月2日午前10時~WOWOWプライム、WOWOWオンデマンドで中継される》

それぞれのWBAベルトを手にするデイビス㊧とローチ photo/Esther Lin, Rey Del Rio

 対決まで2日、ニューヨークのバークレイズ・センターで顔を合わせるWBAライト級王者デイビスと挑戦者でWBA・S・フェザー級王者のローチが27日、最終会見に臨んだ。

 進行役をはさんで向かって左側にデイビスとバリー・ハンター&カルビン・フォード・トレーナーが座り、右側にはローチと父でトレーナーのラモント・ローチ・シニアそしてヒルベルト・メンドサJr会長。メンドサ氏はもちろんローチに加勢しているわけではないが、会見の途中でデイビスから「(会長は)こちらに座るべきだろう」とジョークが飛んだ。

 デイビスはローチを「グレートなスキルを持った優秀なファイター」と持ち上げた。ローチも「土曜日はすごい夜になる。ベルトがこっちにやって来る。100パーセント集中している」と発言。デイビスはスマイルを浮かべながら質問に答え、ジャブの突き合いのような雰囲気になった。

 トレーナー同士のやり取りではハンター氏が「タンクはスペシャルなファイターでスペシャルなキッド」と称賛すれば、ローチ父も「彼はフルパッケージのファイター」と評価。それを聞きながらローチは改めてモチベーションを高め、試合の重みを感じているようだった。

 どっしりと受けて立つ姿勢のデイビスに対しローチはトークバトルでは負けていない。「私は大きなバッグに自分のツールを持っている。どんな状況にも対応できるツールだ」と語り、進行役から予想を聞かれると「アンド・ザ・ニュー……」と王座交代と2階級制覇を予言した。

 これに対してタンク・デイビスは「俺も大口叩きだといわれるけど彼もしゃべり過ぎ。土曜日の夜すべてが判明する。なぜ俺がここにいるかが分かる。それまで俺は品行方正にふるまう」とけむに巻いた。同じく予想を聞かれると「ファイヤーワーク(花火大会)になる」と派手な試合になるとアピールした。

 お互いにWBAベルトを掲げたフェイスオフでは、それぞれ何かささやきながら健闘を誓い合った様子がうかがえた。

 他のカードの会見ではWBA・S・ライト級王者ホセ・バレンスエラ(メキシコ/米)が「彼(挑戦者ラッセル)はグレートな選手だけど私はインサイド、アウトサイド、中間距離どれでも対応できる。アクション満載のファイトになる」と自信を示せば、相手のゲーリー・アントゥアン・ラッセル(米)は「私はいつも同じエネルギーをキープしている。タイトルマッチだからモチベーションは最高潮だ」と意気込みを示した。

 一方WBC・S・ライト級王者アルベルト・プエジョ(ドミニカ共和国)は「140ポンド(S・ライト級)ナンバーワンは私だ。準備万全だからいつでも試合を決められる」と自信の弁。挑戦者のサンドル・マルティン(スペイン)は「これまで準備期間が少ない試合もあったけど今回は十分だ。レッスンを施すような試合をするよ」と戴冠を約束した。

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