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但馬ミツロ2敗目喫す ウガンダのマトヴに5回TKO敗 ダブルIBF戦前座

2025年5月24日 15時54分

 24日、インテックス大阪で開催された『3150✕LUSHBOMU6』。ダブル世界戦の前座に行われたヘビー級8回戦は、ハーバート・マトヴ(ウガンダ)がOPBF、WBOアジアパシフィックともに8位にランクされる但馬ブランドン・ミツロ(亀田)を5回2分36秒TKOで下した。

 193cmと長身のマトヴに対し、但馬はハイガードで迫って右アッパーから左ボディーをヒット。しかし、速いジャブと右ストレートで但馬の両目周りを腫れさせ、但馬の強振をサイドへのターンでかわしたマトヴがペースを握り始めていく。

 そして迎えた5回。マトヴが右ボディーから左フックをヒットして但馬をグラつかせると、試合を決めにかかる連打。打ち疲れも見えたマトヴだが、鼻から大量出血して苦しい但馬に右ストレートをヒットすると、ここでレフェリーが試合を止めた。マトヴ(30歳)は8勝7KO1分。但馬(30歳)は12勝10KO2敗。

 フェザー級のランカー対決(8回戦)はOPBF2位・中川抹茶(KWORLD3)が日本15位の英洸貴(カシミ)に2-1判定(76-75、75-76、76-75)勝利。昨年3月の初戦(1-1ドロー)の続く接戦を制した。

 迎え打つサウスポーの中川。ひたすら前に出てプレスをかける英。3回に中川が左ショートで英に尻もちをつかせたが、英の手数に中川が受け身に回るシーンが目立っていく。

 英は右。中川は左。ともに奥の手でストレート、アッパーを上下に打ち込む応酬も、右をダブルで打ち込んだり、シャープな左フックを返したりする英が圧倒していた。

 だが中川は間隙を突いて左カウンターをヒット。英に流れそうな展開を辛くも止める。7回、中川のブローで左目上をカットした英は、猛然と手数を出すものの、中盤のようなヒットを奪えなくなっていく。両者、鼻血を流す流血戦は最後の最後までもつれて終わった。中川(31歳)は18勝6KO2敗2分。英(26歳)は14勝6KO5敗5分。

 ライト級6回戦は、丸元大成会長の子息・丸元大五郎(22歳=大成)がスクリット・ナックプリチャ(タイ)に2回2分12秒KO。デビュー2戦目も白星(2KO)で飾った。

 初回に左ボディーとワンツーからの左アッパーで2度倒した丸元は、2回に左アッパーからの右ストレートで計3度目のダウンを奪う。スクリットは立ち上がったものの、テンカウントが数え上げられた。 スクリット(19歳)は6勝4KO3敗1無効試合。

 日本S・フライ級10位の政所椋(KWORLD3)が51.5kg契約8回戦で世界ランカー(WBOフライ級10位)のヴィンセント・ラカール(フィリピン)に5回2分5秒TKO勝利した。

 政所を呼び込んだかと思いきや、右のロングアッパー、右ストレートを狙うラカール。やや強引に攻める政所は、4回に右ストレート、近距離で気を抜くところに右から左フックをもらってバランスを崩し、5回にも右アッパーを食ってピンチに。だが、右アッパーから左ボディーブローを決めてコーナーを背負せると連打。ここでレフェリーが試合を止めた。

 危うさを見せたものの左ボディーを要所で決めていた政所(23歳)は6勝4KO。リターン攻撃に光るものがあったラカール(28歳)は9勝4KO1敗。

 フライ級8回戦は日本13位の岡朱里(ワタナベ)がレイモンド・プーン・カイチン(香港)に3回2分24秒TKO勝ち。ワンツーと左フックの上下攻撃で初回から優位に立った岡は、速いテンポで攻め続け、必死に連打を返すカイチンを圧倒。レフェリーストップを呼びこんだ。

 ジム移籍初戦を飾った岡(20歳)は5勝3KO1敗。ストップに不服の表情を見せたカイチン(29歳)は10勝6KO4敗1分。

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