21日岡山の和氣-李戦前座で行われたWBCユースS・フライ級王座決定戦(10回戦)は、フィリピン・フライ級5位のレネ・ダッケル(比)とOPBF・S・フライ級12位川端遼太郎(真正)がフルラウンドを戦った末三者三様のドロー、新チャンピオンは決まらなかった。
立ち上がりからダッケル・ペースの打撃戦に巻きこまれそうになった川端は4回に左ボディー攻めで攻勢。これで流れを引き寄せるかに見えたが、中盤は距離を置いたところに相手のパンチを浴びて失点してしまう。8回から再びボディーで反撃し、ダッケルをダウン寸前に追い込む場面をつくったものの決め切れず。95-93(ダッケル)、93-95(川端)、94-94で引き分けに終わった。ダッケルは4回に偶然のバッティングによる負傷者(川端)救済ルールで、さらに9回にホールディングの反則で減点を食らっていた。