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大平剛がミニマムV2、小田美佳がOPBF女子新王者に

2014年9月24日 21時36分

 日本ミニマム級タイトルマッチが24日、東京・後楽園ホールで行われ、王者の大平剛(花形)が挑戦者7位の山本浩也(全日本パブリック)を3-0判定でで下し、2度目の防衛に成功した。スコアは98-92、99-93、99-92。

大平がV2、女子の小田がOPBFタイトル獲得(ボクシングニュース)
技巧派ぶりを発揮してV2の大平

 タイトル初挑戦の山本は12年の全日本新人王。大平を攻略するには、距離を詰めて打ち合いたいところだが、クセのあるサウスポー王者はそうさせてくれなかった。大平は足を使って挑戦者を牽制しつつ、山本が前に出てきたところに左右のフックを合わせるボクシング。5回を終わっての採点は48-47、49-47でいずれも大平だった。

 大平は後半に入っても、フットワークを多用し、山本の攻撃をいなしたかと思えば、いきなり左で攻めに出るなど、やりにくさを存分に発揮。攻め終わりに頭を下げるのでカウンターも取られにくい。山本は圧力を強めてクリーンヒットを奪う場面もあったがいずれも単発。大平は最後まで足が衰えず、カウンターもよくヒットさせた。大平は11勝1KO3敗3分。山本は8勝3KO2敗。

小田(右)は最後まで気持ちで手を出し続けた

 セミで行われたOPBF女子東洋太平洋ミニフライ級タイトルマッチは、挑戦者1位の小田美佳(宮田)が王者の花形冴美(花形)を2-0判定で下してタイトル奪取に成功した。スコアは78-76、77-75、76-76。花形は初防衛に失敗した。

 3月に西村聡美(折尾)との王座決定戦を下して王座に就いた花形は初防衛戦。OPBF3度目の挑戦となる小田は昨年7月、柴田直子(ワールドススポーツ)の持つOPBFタイトルに挑戦して以来の再起戦だった。

 スタートは郵便配達を生業とする小田が元気だった。よく足を動かしながら小気味よくジャブ、ワンツーというボクシング。パワーで勝る花形は3回に右を立て続けに決め、小田を突き放しにかかった。4回を終わっての採点は39-38、39-37×2でいずれも王者を支持した。

 しかしこの日の小田は充実していた。非力ながらテンポよくパンチを繰り出し、ジャブや右をヒットさせることもしばしば。花形は持ち味でもあるラフな攻撃がいまひとつ機能せず、小田を押し込むことができない。小田は最終8回もノンストップで手を出し続け、見事な逆転勝ちを収めた。3度目の挑戦で悲願のタイトルを獲得した小田は5勝1KO7敗1分。王座陥落の花形は9勝4KO5敗2分。

◇68.0kg8回戦
尹文鉉(ドリーム)[2-0(77-75、78-74、76-76)]糸山良太(角海老宝石)
 日本ウェルター級7位の糸山が持ち前の馬力で前へ。日本同級5位の尹にボディ攻撃を浴びせて先制する。尹は2回に左ボディブローを決めて反撃。さらに左フックで糸山の右目じりを切り裂いた。その後も糸山が前に出て、尹が近距離でそれを迎え撃つ展開。ただしパンチの精度は尹が上で、5回には左ボディアッパーをみぞおちに決めて糸山がダウン。糸山は最後まで前に出て手数で上回ったが、尹のボディショットに苦しめられた。ここ3試合で2敗1分だった尹は12年10月以来2年ぶりの勝利。

◇B級トーナメントS・バンタム級決勝5回戦
上岡泰(元気)[3-0(48-44×2、49-44)]相川学(三迫)

◇B級トーナメントフェザー級決勝5回戦
横田佳久(厚木ワタナベ)[2-1(48-47×2、47-48)]藤山健二(吉祥寺鉄拳8)

◇B級トーナメントL・フライ級決勝5回戦
早川大助(松田)[TKO1回1分19秒]大内正浩(横浜さくら)

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