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日韓対決4対4 グッドマン氏レポート

2015年3月13日 14時45分

 韓国在住の米国人マッチメーカー、ローレン・グッドマン氏から、3月8日に韓国ヘンソンで行われた日韓戦のレポートが届いた。以下、日韓対決4試合の報告。

日韓戦グッドマン・レポート(ボクシングニュース)
藪(右)とパクの一戦

◇S・ウェルター級6回戦
パク・チャンヒ[3-0]藪晋伍(ワタナベ)
 2010年に外園隼人(帝拳)と対戦経験のある(4回TKO負け)パクは、4年のブランクがあるのに、ゴングと同時に激しくプレシャーをかけて、左右のフックを打ち込んだ。2013年東日本新人王の藪は身軽にフットワークを使い、右クロスをバチンとパクの顔面に決める。2回から、パクがさらにプレッシャーを強め、右ストレートで藪の腹に決め、左フックまでつなげる。3回、藪は左右にステップを切りながら右クロスで対抗するが、パクのラッシュでリングアウト。その後もワンツーと右クロスで勝負する藪を、パクが右ストレートボディ、左フックで追い込む。最後に両選手が激しいボディを打ち合をして試合終了。

◇S・バンタム級6回戦
日野亮(川崎新田)[KO3回]オム・テギョン
 長身サウスポーの日野がオムにボクシングレッソンをした。最初はオムが積極的で右、左、右ボディをヒットさせる。しかしスピードとタイミングで上回る日野は、精度の高いパンチでオムは瞬く間に血だらけ。それでもオムは前に出てアッパーを決めるが、2回になると完全に日野ペースになった。痛烈な右ジャブ、左ストレート、右アッパーがすべてあたり、オムをボコボコにする。3回になると日野はまるで左のアルゲリョに見えた。日野はオムの腹に左ストレート、続けて右フックをあごをアゴに打ち込みKO勝ち。

◇S・フライ級6回戦
仁平宗忍(ワタナベ)[引き分け]ジョン・テウン
 バランス、フットワーク、ボディ打ちがうまい仁平が1回から4回まで冷静に戦い、決して悪い選手ではないジョンをあちこちから追跡をして、少しずつ壊した。4回に仁平のパンチでジョンの左目の上に切れた。ジョンは根性で頑張って打ち合いをしたが、すべての面で仁平が上回った。あいにく決定打はなく、判定まで行って、地元判定で引き分けになった。

◇ミドル級6回戦
コン・ジュヨン[3-0]金澤圭介(ワタナベ)
 関西のハードパンチャー前原太尊康輝(六島=現日本ミドル級7位)を倒したことのある金沢が1回からコンのボディアッタクとアッパーの連打に少し押し戻された感じだったけど、すぐに闘争心を見せて、反撃でコンの両目の下に腫れをつけた。五分五分な試合で、コンのボディ打ちと手数が微妙に上回った。=写真・李ミキョン=

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