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杉田善戦の判定負け メキシコのWBCシルバー王座戦

2011年1月16日 17時22分

 日本S・フライ級7位の杉田純一郎(ヨネクラ=写真)がメキシコで大健闘――。15日メキシコシティで行われたWBC同級のシルバー・タイトル戦で王者オスカル・イバラ(メキシコ)に挑み、大接戦の末3-0判定負けとなった。イバラはこれが2度目の同タイトル防衛。
 しかし杉田は終盤王者をあわやダウン寸前に陥れる場面を作るなど好調。スコアの115-113(2人)、116-113の数字からみても、杉田の善戦ぶりがわかる。これまで10ラウンドをフルに戦ったことが1度しかない杉田だったが、この日は初体験の12回を目立った衰えもなく乗り切った。
 メキシコ在住のトレーナー、古川久俊氏によると、「試合後杉田はメキシコのファンから握手攻め、サイン攻めに遭うなど大変でした。テレビ解説のリカルド・ロペスも“日本人の勝ち”と言っていたし、コミッショナーのラファエル・エレラ(元世界バンタム級王者)も試合後わざわざ杉田の控え室にきて(杉田が)勝っていたと讃えていた」という。杉田(27)はこれで16勝7KO5敗。イバラ(25)は25勝16KO4敗。
 なお「シルバー・タイトル」は、WBCの認定するタイトルの1つで、暫定王座に相当するという見方もある。イバラはWBC世界バンタム級3位にランクされているが、杉田は40位内に入っていない。
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