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榎引退を表明 ガルサにTKO敗

2010年4月24日 13時46分

 23日後楽園ホールでアルベルト・ガルサ(WBCフェザー級11位=メキシコ)に9回58秒TKO負けした榎洋之(日本同級8位=角海老宝石)は試合後「すっきりした。引退します」とグローブを吊るす決心を明かした。
 2連敗中の榎が一気に世界ランク復帰をかけて挑んだ試合だった。榎は2回に左フックでガルサをぐらつかせるシーンもあったが、徐々に相手の動きに翻ろうされ、連打を浴びた。最後まで前にプレスし続けたものの結局9回に安部主審が試合をストップ。キャリア初のTKO負けを喫した瞬間だった。榎(30歳)の戦績は28勝20KO4敗2分。
 ガルサ(24歳)はこれで23勝18KO4敗1分。「榎は強いハートとスタミナのある選手だった」と相手をたたえていた。
 この日行われた8回戦では高山樹延が中村尚平太(八王子中屋)を2回TKO、杉崎由夜が小野澤祥次郎(ワタナベ)に2-1判定と、いずれも角海老宝石コンビが勝利した。また6回戦に出場した角海老ジムの新人王2人、鳥本大志(S・バンタム級)と緒方勇希(フェザー級)もそろって判定勝ちしている。
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