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内山高志が進退に言及、続けるかどうは五分五分

2016年6月14日 19時49分

  前WBA世界S・フェザー級スーパー王者の内山高志(ワタナベ)が14日、さいたま市内で報道陣の取材に応じ、自身の進退について「まだどうするか決めてない」と語り、現役続行と引退の可能性は現時点で半々であることを明かした。36歳の内山は4月27日に行われた12度目の防衛戦でジェスレル・コラレス(パナマ)に2回TKO負けし、6年3ヶ月守った王座を失った。

自身の進退について語る内山

 内山はこの日、ワタナベジムの後輩世界王者、河野公平、田口良一とさいたま市内で開かれた激励会に出席。その場で会見し「いまはまだはっきりしたことを申し上げられない。また試合がしたくてしょうがなくなるのか。中途半端な気持ちでリングに上がるのはファンにも申し訳ない」と現在の心境を語った。

 プロ26戦目で初めて屈辱を味わった内山。落ち込んだのは2日ほどで、3日目にはロードワークを再開した。以後、ロードワークと筋トレは欠かさず、ジムワークも毎日ではないというものの最近になって始めた。無冠となって送る日々を「6年間気が張っていたので楽になったという気がするし、寂しい気持ちもある」と表現。コラレス戦の映像はまだ見ていないという。

 内山はプロ入り前の2004年、アテネ五輪出場をかけたアジア地区最終予選で敗退。すべてをかけたオリンピック出場の夢が敗れ「あのときはもうボクシングをやることは絶対にないと思ったけど、数ヵ月したらどうしてもやりたくなった」と気持ちが変わり、プロに転向した経験を持つ。内山のハートが再び熱く燃えるとしても、まだもう少し時間がかかりそうだ。

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