竹中佳は判定負け、WBO女子L・フライ級戦
2016年8月20日 17時51分
2016年8月20日 16時10分
WBO世界ミニマム級王座決定戦が20日、兵庫県の三田市駒ヶ谷公園体育館で行われ、前IBF同級王者でWBO2位の高山勝成(仲里)が同級1位の加納陸(大成)を6回負傷判定で下し、以前保持していたベルトを取り戻した。18歳9ヶ月4日の加納は、井岡弘樹(現西日本協会会長)の持つ国内最年少世界王座獲得記録の更新はならなかった。
高山は立ち上がりから積極的に手数を繰り出した。最年少記録を狙う加納も左ストレートを当てて対抗する。元王者がやや攻勢を強めて迎えた3回、偶然のバッティングで例によって高山は左まぶたを負傷。浅い傷ではなく、試合の進行が危ぶまれる。
高山も心得たものでこれでさらにピッチを上げ、加納を突き放していく。加納も時折左ストレートをヒットするが、前後左右から飛んでくる高山のパンチを食い止められず、押され気味。5回はフェイントをかけた右フックを高山がたびたびヒットした。そして6回、この日2度目のドクターチェック。タップダサン主審はそれ以上の続行を許さなかった。スコアは59-56、59-55、58-56で高山。
ストップの瞬間、ロープを叩いて悔しがった高山は「自分も加納選手も納得するまで戦いたかった」。それでも4度目の王座返り咲きを成し遂げ、ホッとした表情。「彼にはまだ未来がある」と若い敗者を気遣いつつ、「正直、まだまだですね」と貫禄を示すことも忘れなかった。
決定戦は前王者、田中恒成(畑中)のタイトル返上によるもの。高山は昨年大みそか、ホセ・アルグメド(メキシコ)に敗れてIBF王座を失ったが、わずか8ヵ月でまたも世界チャンピオンとなった。高山は31勝12KO8敗1無効試合。加納は10勝5KO2敗1分。
2014年までにWBA、WBC、IBFと3本のベルトを獲得して高山は14年大みそかにIBF・WBO王座決定戦で大平剛(花形)を下し、世界4団体のベルトを制覇。その後、WBO王座は初防衛戦を行わずに返上した。
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