10月22日、東京・両国国技館で行われるアッサン・エンダム（フランス）vs村田諒太（帝拳）のWBA世界ミドル級タイトルマッチを米国のスポーツ専門ケーブルテレビ局ESPNと系列のESPNデポルテスが全米へ放映することになった。同局に試合を提供し、村田の共同プロモーターでもあるトップランク社が28日、メディアに通達した。

　ESPNは今年途中からトップランク社と契約。米国外の試合ではマニー・パッキャオvsジェフ・ホーンを豪州から中継。レギュラーケーブルの同局は多くの視聴件数をマークした。

　同社のドン、ボブ・アラム氏の子息で社長のトッド・ドゥボーフ氏は「この機会を与えていただいたESPNと帝拳プロモーションにお礼を申し上げたい。試合はゴールデンタイムでは流れませんが、日本で人気抜群のオリンピック金メダリストの試合は反響を呼ぶでしょう」と発言。

　村田に関しては「世界的に優れたレベルにある選手。アメリカのテレビ画面で彼の試合が楽しめるのはファンに朗報。ミドル級で今後、カネロ・アルバレス、ゲンナジー・ゴロフキン級のステージに立てるかどうかの試金石となるだろう」と期待を寄せる。