ゴロフキン陣営が譲歩 カネロ戦に望みつなぐ?
2018年6月8日 12時09分
2018年6月8日 9時39分
IBF(国際ボクシング連盟)は6日、ミドル級統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)が保持する王座のはく奪を発表した。理由は指名挑戦者セルゲイ・デレフヤンチェンコ(ウクライナ)との防衛戦にゴロフキンが応じないため。IBFはゴロフキンに対して8月3日までにデレフヤンチェンコと対戦するように通達していた。
ゴロフキンと彼のトム・ルーファー・プロモーターは5月5日に予定されたカネロ・アルバレス(メキシコ)が中止になった時点で、IBFに対し王者から降ろさないようリクエストしていた。
ここでもしデレフヤンチェンコとの防衛戦に応じていれば問題なかったが、ゴロフキンは5月5日、バネス・マルティロスヤン(アルメニア=米)との防衛戦を敢行。IBF王座は争われなかった。
ゴロフキンが保持する王座はWBA(スーパー)とWBCの2つとなった。9月15日ラスベガス挙行の線で交渉が持たれていたカネロとの再戦が絶望的となったため、WBCはゴロフキンに対し暫定王者ジャモール・チャーロ(米)との防衛戦を通告する動きもある。
空位となったIBF王座は1位デレフヤンチェンコと3位ダニエル・ジェイコブス(米)の間で争われる(2位は空位)見込みだが、ジェイコブスが9月15日カネロの相手に抜擢される可能性があるため、状況は不透明の部分がある。王座を取り上げたIBFはゴロフキンに対し何かしらの金銭的な恩恵を与えるという報道もある。
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