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ゴンサレス「すべて私が上回っている」
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2019年8月20日 火曜日

田中恒成の挑戦者はカジノ・ディーラー 
ゴンサレス「すべて私が上回っている」

 WBO世界フライ級タイトルマッチ(24日、名古屋・武田テバオーシャンアリーナ)で3階級制覇チャンピオン、田中恒成(畑中=24歳)に挑む同級1位の指名挑戦者、ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ=28歳)が20日、名古屋市内の畑中ジムで練習を公開。世界初挑戦に向けて、準備万端を強調した。

プエルトリコはいま世界王者不在。ゴンサレスに期待だ

 17日に中部国際空港に降り立ち、4日目を迎えたゴンサレスは「名古屋はとてもきれいな街。とても気に入っているので勝って、もう一度名古屋に来て、今度は観光したい」とリラックスした表情。父で元トップアマチュアのルイス・ゴンサレス・トレーナーとともに、すでにプエルトリコで12週間のハードトレーニングで仕上げてきており、あとは体重調整を残すのみという。

 そのとおり、シャドーや縄跳びでたっぷり汗を流したあとの4ラウンドのミット打ちで軽快な足さばきと回転の速いコンビネーションを披露し、田中が評価するスピードを証明したが、全体に汗出しのための練習という印象。「コンディションは完璧」と繰り返したように練習中も畑中清詞会長、田中斉トレーナーと笑顔で言葉をかわすなど、ラテンの明るさを見せた。

田中陣営が警戒するようにスピードはありそうだった

「スピード勝負」を掲げ、「スピードで上回って、必ずKOする」と宣言した王者に対し、サウスポーの挑戦者はまず大げさに拍手をすると「KOすると人前で口に出すやつほど、試合ではうまくいかないものだ」と牽制した。

 父の影響で6歳のときにグローブを握り、世界ユース(2008年)、中米カリブ大会(2010年)優勝などのアマ実績を持つゴンサレスも「スピードもそうだが、パワーでも、インテリジェンスでも自分が上回っている。何も不安はない」と返した。

 田中とも対戦経験のある同胞アンヘル・アコスタが6月にWBO・Lフライ級王座から陥落。同じリングで前WBA・Sフェザー級王者のアルベルト・マチャドが返り咲きに失敗し、現在プエルトリコに世界王者はいない。

父のルイス・トレーナー(左)とゴンサレス

「自分が次のチャンピオンになれることを誇りに思う」と語ったゴンサレス。7歳の娘のために3年前からカジノのディーラーとして生計を立てる。デビューから8年4ヵ月で巡ってきたチャンスに感謝を表し、プエルトリコのため、自身と家族のため、「ベストを尽くす」と誓った。

「中南米特有の明るさがある。調子に乗せると怖いが、見ていて恒成を上回っているところはひとつもない」と父の斉トレーナー。コンディショ二ングを指導するフィジカルトレーナーの河合貞利氏は「あとは恒成の仕上がりだけ。ここまでは順調に来た。本人が最後までしっかりやり通せるか」と語った。決戦まであと4日──。

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