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元日本王者の船井龍一が引退 5月の世界戦が最後に

2019年8月20日 19時00分

 元日本S・フライ級、WBOアジアパシフィック同級王者の船井龍一(34歳=ワタナベ)が自身のSNSで引退を表明した。5月4日、アメリカでIBF世界同級王者ジェルウィン・アンカハス(比)に挑戦した試合がラストファイトとなった。

船井はいつも全力ファイトだった

 15歳でワタナベジムの門をたたいた船井は19歳でプロデビュー。4回戦で2敗とつまづき、その後は勝利を重ねたものの、12年のOPBFバンタム級タイトルマッチでロリー松下に、16年の日本S・フライ級タイトルマッチでは石田匠(井岡)に敗れ、タイトルに手が届かなかった。

 それでもあきらめず、3度目の正直となった17年3月の日本タイトルマッチで、高校の同級生だった中川健太(レイS=現三迫)との“親友対決”に7回KO勝ちでベルトを奪取。勢いの乗ると得意の右ストレートを武器に日本王座V2、さらにはWBOアジアパシフィック王座獲得、IBF挑戦者決定戦に勝利と、トントン拍子で世界挑戦の切符をつかんだ。

アンカハス戦で高橋トレーナーと Photo/SUMIO YAMADA

 33歳でようやくたどりついた世界戦はあこがれだったアメリカのリングでアンカハスに7回TKO負け。悩んだ末に引退を決断した。生涯戦績は31勝22KO8敗。

 現在はジムの先輩である元日本、OPBF王者の柴田明雄さんが代表を務める千葉県松戸市のボクシングジム「SOETE」などでトレーナーを務めるほか、オフィス街でキッチンカーを出すなど活動している。

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